紙飛行機の折り方|正方形と長方形で作る2種類と、まっすぐ飛ばすコツ
紙飛行機は、室内なら正方形の折り紙の「やりひこうき」、外で遠くへ飛ばすなら長方形の紙の「へそひこうき」が選びやすい形です。2つの手順図に、曲がるときのつばさの直し方と、人に向けない約束をまとめました。

紙飛行機は、正方形の折り紙でも、コピー用紙のような長方形の紙でも折れます。どちらも紙を平らに折っていくだけなので、図と見比べながら進められます。
紙飛行機は「紙の形」で選ぶ|2つの作り方と年齢の目安

この記事では、正方形の折り紙で折る「やりひこうき」と、長方形の紙で折る「へそひこうき」の2つを紹介します。
作品 | 使う紙 | 年齢の目安 | 折る手順の数 |
|---|---|---|---|
やりひこうき | 15センチの折り紙1枚 | 4歳児から(つばさは大人と一緒に) | 7つ |
へそひこうき | A4のコピー用紙など長方形の紙1枚 | 5歳児(大人と一緒に) | 9つ |
年齢は、手順の数と手の動きから編集部が示した目安で、経験によって前後します。やりひこうきは、ふちをまんなかの線に合わせる動きのくり返しです。へそひこうきは、三角の先を出してとめる手順が加わります。
折り紙ヒコーキ協会の会長で、紙飛行機のギネス世界記録を持つ戸田拓夫さんは、室内なら正方形の柔らかい折り紙が、屋外の距離競技なら長方形の固い紙が向くと話しています。小学館の子育てサイトHugKumのインタビューでの話です。
保育室で遊ぶならやりひこうき、園庭で遠くへ飛ばしたいならへそひこうき、と選ぶ手がかりになります。
用意する物
- 15センチの折り紙(やりひこうき)
- A4のコピー用紙など、長方形の紙(へそひこうき)
- 折りめをなぞる定規など(なくてもよい)
図の見方
手順図の破線は手前へ折る谷折り、線と点2つをくり返す線はうしろへ折る山折りです。行って戻る2本の矢印は、折りすじをつける印です。図の記号の読み方と、初めての子への教え方は、簡単な折り紙の折り方と子どもへの教え方にまとめています。
やりひこうきの折り方|正方形の折り紙1枚で先をとがらせる

紙は青の折り紙1枚(15センチ)です。はじめに白い面を上にします。
手順図

- 白い面を上にして置く。たてに半分に折って、折りすじをつけてもどす
- 上の左右の角を、まんなかの折りすじに合わせて折る
- ななめのふちを、もう一度まんなかの折りすじに合わせて折る
- まんなかの折りすじで、うしろへ半分に折る。先を左にして、よこ向きに置く
- 手前がわを、下のはしから2センチくらいの線で下へ折って、つばさにする
- うらがえす
- 反対がわも、同じように折る
- つばさを広げてできあがり
3を折ると、下のはしから小さな角が少しはみ出ます。正方形の紙で折るとこうなるので、そのままで大丈夫です。
4は、色の面が外になるように、うしろへ半分に折ります。5と7で下へ折る線は、左右で同じ高さにそろえます。8では、つばさを広げて、上から見て左右が平らになるように整えます。
へそひこうきの折り方|長方形の紙を三角の「へそ」でとめる

紙はA4のコピー用紙など、長方形の紙1枚です。図では、わかりやすいように表を水色にしています。
手順図

- 白い面を上にして、たてに置く。たてに半分に折って、折りすじをつけてもどす
- 上の左右の角を、まんなかの折りすじに合わせて折る
- 上の三角を、三角の下のはしより2センチくらい下の線で、下へ折る
- 上の左右の角を、まんなかの線に合わせて折る(三角の先が下に少し出るように)
- 下に出ている三角の先を、上へ折る(左右の紙がひらかないようにとめる)
- まんなかの折りすじで、うしろへ半分に折る。先を左にして、よこ向きに置く
- 手前がわを、下のはしから2センチくらいの線で下へ折って、つばさにする
- うらがえす
- 反対がわも、同じように折る
- つばさを広げてできあがり
5で折り上げる小さな三角が「へそ」です。4で折った左右の紙を上から押さえるので、飛ばしているうちに先がひらきにくくなります。
長方形の紙は、折り紙より厚いことが多い紙です。5歳児でも、3と5は大人が紙を押さえて手伝うと、折りめがはっきりつきます。
まっすぐ飛ばすコツと遊び方|投げ方・つばさの調整と安全の約束

紙飛行機は、下の折りめ(つばさの下の細い部分)を親指と人さし指で軽くつまんで持ちます。肩の高さから、前へまっすぐ押し出すように手をはなします。
曲がるときの調整
戸田さんは、同じインタビューで、まっすぐ飛ぶようにつばさの後ろのひねりを調節することが大切だと話しています。次のように直します。
- 投げる向き:まっすぐより、ほんの少し上に向けて投げる
- 右に曲がって落ちる:左のつばさの後ろを少し上げ、右のつばさの後ろを少し下げる
- 左に曲がって落ちる:右と左を逆にして直す
- 途中で失速する:つばさの後ろを少し下げる
ひねりは、爪で折りめをつけるようにすると戻りにくくなります。直すのは1か所ずつにして、そのたびに飛ばして確かめます。
遊び方の例
- きょり比べ:決めた線から飛ばし、落ちた所に印を置いて比べる
- 的あて:床にフープを置き、輪の中に落とす
- ゆっくり比べ:「せーの」で一緒に飛ばし、落ちるまでの長さを比べる
安全の約束
国の事故防止のガイドラインが参考例に載せる年齢別の確認表では、3歳児についておもちゃを投げたり振り回したりしないこと、4・5歳児について先のとがった物を人に向けないことが挙げられています。紙飛行機は飛ばして遊ぶおもちゃなので、投げてよい場面と向きを決めておきます。
- 人のいる方へ飛ばさない
- 全員が同じ方向を向いて飛ばす
- 拾いに行くのは、みんなが飛ばし終わってから
年齢 | 取り組みの例 | 手伝い方 |
|---|---|---|
2〜3歳児 | 大人が飛ばす紙飛行機を目で追う、落ちた所を指さす | 紙飛行機は大人が持ち、飛ばす向きに人がいないかを確かめる |
4歳児 | やりひこうきの1〜4を自分で折る | 5と7のつばさの線は、大人が指で示す |
5歳児 | へそひこうきを折り、つばさの調整を試す | 曲がり方を一緒に見て、直す所を1か所ずつ決める |
外で飛ばす遊びは、冬の凧あげとも組み合わせられます。お正月に楽しむ外遊びの遊び方といわれは、次の記事にまとめています。
まとめ|紙の形を選び、折りめを強くつけて、人のいない方へ飛ばす

紙飛行機は、室内なら正方形の折り紙のやりひこうき、外で遠くへ飛ばすなら長方形の紙のへそひこうき、と紙の形から選べます。クラスで遊ぶときは、次の順に進めます。
- 遊ぶ場所と年齢に合わせて、作る紙飛行機を選ぶ
- 最初の折りすじで、まんなかの線をはっきりさせる
- ふちをまんなかに合わせる手順は、左右でずれないように折る
- つばさの線を左右で同じ高さにそろえ、広げて平らに整える
- 飛ばす向きと約束を決め、曲がったらつばさの後ろを1か所ずつ直す
園児服メーカー編集部としては、紙飛行機を飛ばすときの、腕を前へ大きく伸ばす動きに注目しています。袖が手の甲にかぶったり、肩まわりがきつかったりすると、手をはなす瞬間が窮屈になります。
普段着の選び方は、園児の服の選び方|普段着の条件と制服の種類で整理しています。紙飛行機を飛ばす日には、腕を伸ばしやすい袖かどうかという目で、子どもの服も見てみてください。



