鶴の折り方|図解で3段階に分けた手順と、子どもとの折り方
鶴は、四角の形、細長いひし形、鶴の3つに分けて折ると迷いません。15センチの折り紙1枚で折れる手順図に、開いてつぶす・中わり折りのコツ、年齢の目安と手伝い方、飾るときの安全をまとめました。

鶴は手順が20近くあり、途中で形がわからなくなりやすい作品です。けれど、途中にできる形を目印にして3つに分けると、一つずつ確かめながら進められます。
鶴の折り方は3つの形に分けると迷わない|年齢の目安と用意する物

この記事では、鶴の折り方を、途中にできる形で3つに分けて紹介します。どの段階も、最後の形が図と同じになっているかを見てから次へ進みます。
段階 | 最後にできる形 | 手順の数 | 主な折り方 |
|---|---|---|---|
1 | 四角の形 | 5つ | 三角に折る、開いてつぶす |
2 | 細長いひし形 | 6つ | 折りすじをつける、持ち上げてたたむ |
3 | 鶴 | 6つ | 細く折る、中わり折り |
紙は15センチの折り紙1枚です。はさみやのりは使いません。年齢の目安は5歳児で、折り紙に慣れた子が、大人と一緒に段階ごとに進める作品です。
年齢は、手順の数と手の動きから編集部が示した目安で、経験によって前後します。初めての子は、1の四角の形までを1回の目標にしてもかまいません。
用意する物
- 15センチの折り紙(片面だけ色のついた、ふつうの紙)
- 紙を広げられる平らな机
- 先生の見本用の、大きめの正方形の紙(あれば)
この記事で使う折り方の言葉
鶴には、ほかの簡単な作品にはあまり出てこない折り方が2つあります。
- 開いてつぶす:三角のふくろに指を入れて広げ、上から押さえて四角にする
- 中わり折り:細い部分の間を開き、折り線で内がわへ折りこむ
手順図の破線は手前へ折る谷折り、線と点2つをくり返す線はうしろへ折る山折りです。図の記号の読み方は、簡単な折り紙の折り方と子どもへの教え方にまとめています。
四角の形を作る|三角に2回折って、ふくろを開いてつぶす

紙は青の折り紙1枚(15センチ)です。はじめに白い面を上にします。
手順図

- 白い面を上にして、角を上に置く。上の角を下の角に合わせて、三角に折る
- 左の角を右の角に合わせて、もう一度三角に折る
- 上の1まいのふくろに指を入れて広げ、右の角を下の角に合わせて、四角につぶす
- うらがえす
- 左がわも同じように、ふくろを広げて、左の角を下の角に合わせて四角につぶす
- 四角の形ができた
1と2は、角と角をぴったり合わせてから、まんなかから外へ指でなぞって折ります。ここがずれると、最後まで形が合わなくなります。
細長いひし形を作る|折りすじをつけてから、持ち上げてたたむ

1で作った四角の形を、開いている角を下にして置きます。ここは鶴でいちばんむずかしい段階です。
手順図

- 手前の1まいの、左右の下のはしを、まんなかの線に合わせて折る
- 上の三角を、下へ折る
- 1と2で折ったところを、もとにもどす(折りすじが残る)
- 手前の1まいの下の角を持ち上げ、折りすじにそって左右を内がわへたたみながら、上へ折る
- うらがえす
- うらも1〜4と同じように折る
- 細長いひし形ができた
1から3は、4のための折りすじをつける手順です。折りすじが弱いと4でたためないので、指でなぞってはっきりつけておきます。
4で左右がうまく内がわへ入らないときは、一度3の形にもどし、1の折りすじをつけ直してから、もう一度持ち上げます。
鶴に仕上げる|細く折って、中わり折りで首と頭をつくる

2で作った細長いひし形を、下の細いところが2本に分かれている向きにして置きます。
手順図

- 手前の1まいの、左右の下のはしを、まんなかの線に合わせて折る
- うらがえす
- うらも同じように、左右の下のはしを、まんなかの線に合わせて折る
- 左右の細い所を、中わり折りで、ななめ上へ折り上げる
- 左の先を、中わり折りして頭にする
- 手前の羽を、下へ折る。うらの羽も同じように折る
- できあがり
4の中わり折りは、先にななめの線で一度折って折りすじをつけておくと、そのすじにそって内がわへ入れやすくなります。細い所の間を少し開き、先を持ち上げて、左右の羽の間へはさむようにします。
5の頭は、首の先の少し下で同じように中わり折りします。頭の大きさは、首の長さの3分の1くらいまでにすると、形がまとまります。
できあがったら、左右の羽を持ってゆっくり引くように広げ、背中のまんなかを開いて形を整えます。ここから先は形が立体になるため、図はひらたいできあがりまでにしています。
子どもと鶴を折るときの手伝い方|年齢別の進め方と飾り方・安全

鶴は手順が多いので、一度に全部を教えるより、段階ごとに区切って何日かに分ける方法もあります。
年齢別の進め方
年齢 | 取り組みの例 | 手伝い方 |
|---|---|---|
3・4歳児 | 先生が折った鶴を見る、羽を広げる | 1の三角に折る所だけ一緒に折る |
5歳児(初めて) | 1の四角の形まで | 一つの手順ごとに、図と形を見比べる |
5歳児(慣れた子) | 2と3を先生と一緒に | 2の4と3の4は、先生が手を添える |
つまずいた子には、全部を代わりに折らず、一つ前の形まで折った紙を渡して、その先だけを一緒に折ります。大きな紙で先生が見本を見せるときは、子どもと同じ向きで見せると左右をまちがえにくくなります。
動作を分けて一つずつできたことを認める進め方は、ボタンの練習の進め方とも共通しています。
飾り方
- 壁面:画用紙の空や池の絵の上に、羽を広げた鶴を貼る
- つるし飾り:羽を広げた鶴の背中に糸を通し、窓辺につるす
- カード:羽を下へ折ったひらたい形のまま、画用紙のカードに貼る
国の事故防止のガイドラインが参考例に載せる年齢別の確認表では、0歳児について、紙やひもを子どもの手の届かない所にしまうことが挙げられています。
花やプレゼントにも使える1枚の紙の作品を、年齢に合わせて組み合わせるなら、次の記事も参考になります。
まとめ|鶴は3つの形を目印に、段階ごとに図と見比べて折る

鶴の折り方は、四角の形、細長いひし形、鶴の3つに分けると、途中で迷いにくくなります。園でも家庭でも、次の順に進めます。
- 15センチの折り紙を用意し、先生が一度折って、つまずきそうな手順を確かめる
- 1の四角の形までを1回の目標にし、角と角をぴったり合わせて折る
- 2は、折りすじをはっきりつけてから、持ち上げてたたむ
- 3の中わり折りは、先に折りすじをつけてから、内がわへ入れる
- 飾るときは、0〜2歳児の手の届かない高さにする
園児服メーカー編集部としては、角と角を合わせて押さえ、指でなぞって折りすじをつける手の動きが、服をたたむ、襟や袖を整えるといった身支度の場面にも出てくることに注目しています。
鶴を折る日には、紙の角を合わせるときと同じように、脱いだ服の袖と袖を合わせてたたむ声かけもしてみてください。子どもが自分で扱いやすい服かどうかを見直すきっかけにもなります。



