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かるたの読み札の作り方|手作りカルタの例文と保育での遊び方

かるたの読み札は、取り札の字で始まる2〜3つの区切りの短い文にすると作れます。作る手順と年齢別の長さ、園の毎日・季節・身じたくの読み札の例、手作りカルタの材料と大きさ、遊び方と文字を読む前の子への工夫を紹介します。

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かるたの読み札の作り方|手作りカルタの例文と保育での遊び方

手作りかるたの読み札は、取り札の字で始まる短い文にすれば形になります。クラスの毎日や季節を題材にすると、子どもが自分の言葉で考えられ、読み札作りそのものが言葉遊びになります。

かるたの読み札とは|取り札との関係と、作る前の決まり

読み札と、左上に字を入れる丸い枠と絵のある取り札を、机の上に組にして並べた手作りかるた

かるたは、読む人が読み札を読み上げ、ほかの人がそれに合う取り札を探して取る遊びです。いろはかるたでは、読み札にことわざが書かれ、取り札にはその絵と、ことわざの最初の字が書かれています。

いろはかるたは、「いろは」の47字に「京」を加えた48組でできています(地方によって違いがあります)。知識を教えることが本来の目的だったとされ、江戸時代の中ごろに生まれました。「かるた」という言葉は、ポルトガル語の carta から来ています。

手作りのかるたでは、次の3つを先に決めておくと、作るときに迷いません。

  • 読み札の最初の音と、取り札に大きく書く字を同じにする
  • 同じ字で始まる札を2枚作らない
  • 濁音の「が」「ぼ」などは、取り札も濁点つきの字にする

枚数は、全部のひらがなをそろえなくてもかまいません。年少なら10組、年長なら20〜30組ほどから始めると、1回の遊びが長くなりすぎません。

読み札の作り方|テーマ決めから声に出すまでの5つの手順

保育室の机で、先生が子どもの話す言葉を聞き取りながら、無地のカードに鉛筆で書き留めている様子

読み札は、次の順で作ります。

  1. テーマを決める(クラスの毎日・季節・身じたくなど)
  2. ひらがなの表を用意し、使う字に印を付ける
  3. テーマに合う言葉を、その字で始まるように考える
  4. 文を短くし、「5音・7音」に近い区切りで調子を整える
  5. 声に出して読み、つかえる所や分かりにくい言葉を直す

調子は「5・7・5」にそろえなくてもかまいません。読み上げたときに、2〜3回の区切りでリズムよく聞こえる長さが目安です。

年齢

読み札の長さの目安

子どもの関わり方

3歳

2つの区切り(例:「りんご まっか」)

先生が作り、子どもは取り札の絵をかく

4歳

2〜3つの区切り

先生が「『あ』で始まる好きな物は?」と聞き、出た言葉で作る

5歳

3つの区切り

子どもが考えた文を先生が聞き取って書き、一緒に調子を整える

幼稚園教育要領は、言葉の響きやリズムに触れ、言葉遊びなどを通して言葉が豊かになるようにすること、文字に対する興味や関心をもつようにすることを示しています。読み札作りは、この両方につながる活動です。

読み札の例文|園の毎日・季節・身じたくの3つのテーマ

机の上に、手洗い、ボタン、もみじ、雪だるまなどの絵をかいた手作りかるたの取り札を並べた様子

編集部で作った読み札の例です。クラスで使う言葉に合わせて、自由に変えてください。読み札は、子どもが読みやすいよう、言葉のまとまりごとに間をあけています。

園の毎日

取り札の字

読み札の例

取り札の絵

あ

あさの あいさつ にっこり げんき

手を振る子ども

い

いただきますで てを あわせる

手を合わせる子ども

お

おひるね おふとん ゆめの なか

布団で眠る子ども

す

すなばで やまを とんねる ほろう

砂山とトンネル

ね

ねんどを ころころ へびさん できた

細長い粘土

季節

取り札の字

読み札の例

取り札の絵

は

はるの にわに ちょうちょが ひらり

ちょうちょ

み

みずたまり ながぐつで ぴしゃん

長靴と水たまり

も

もみじの はっぱ てのひらみたい

もみじ

ゆ

ゆきだるま ころころ おおきく なあれ

雪だるま

身じたく

取り札の字

読み札の例

取り札の絵

て

てを あらおう ゆびの あいだも ごしごし

泡の付いた手

ぼ

ボタンは したから ひとつずつ

ボタンの付いた服

ま

まえと うしろ めじるし みてね

首元に目印のある服

く

くつの かかとを ゆびで ぎゅっ

靴とかかと

か

かぶった ぼうし ゴムは あごの した

帽子とあごゴム

身じたくのかるたは、遊びながら毎日の手順を言葉で覚えられます。ボタンを留める練習の始め方はボタンの練習はいつから、服の前後の見分け方は子ども服の前後がわかりやすい工夫で紹介しています。

服を題材にした活動を園の計画に入れるなら、教材の選び方もまとめています。

手作りカルタの作り方|材料・大きさと、年齢ごとの分担

保育室の机で、スモックを着た子どもたちが、字を入れる丸い枠のある取り札にクレヨンで絵をかいている様子

材料

  • 厚めの画用紙か、白い厚紙
  • 色の違う画用紙2色(札の裏用)
  • 油性ペン、クレヨンや色鉛筆
  • のり
  • はさみ、角を丸く切る道具(大人が使う)
  • 透明の粘着シートやラミネート(あれば)
  1. 厚紙を、はがきくらいの大きさ(約10×15センチ)に切りそろえる
  2. 読み札と取り札で、裏に貼る画用紙の色を分ける
  3. 取り札の左上に、字を丸で囲んで大きく書く
  4. 取り札のあいた所に、子どもが絵をかく
  5. 読み札に、読む文を大きめの字で書く
  6. 角を丸く切り落とし、あれば透明のシートで表面を覆う

取り札をはがきくらいにすると、3〜4歳の小さな手でもつかみやすく、絵も大きくかけます。角を丸くしておくと、取り合ったときに手に当たっても痛くありません。

分担は年齢で変え、できる部分を任せます。

  • 3歳:取り札の絵をかく
  • 4歳:絵をかき、先生と一緒に取り札の字をなぞる
  • 5歳:読み札の言葉を考えるところから関わる

かるたの遊び方|ルールと人数、文字を読む前の子への工夫

保育室の床で、先生が読み札を読み上げ、4〜5歳の子どもたちが円く並べた取り札を囲んで探している様子

基本の遊び方

  1. 取り札を、字が見えるように床や机に広げて並べる
  2. 子どもは取り札を囲んで座り、両手をひざに置く
  3. 読む人(はじめは先生)が読み札を1枚ずつ読み上げる
  4. 合う取り札を見つけたら、片手で押さえて取る
  5. 全部の札を取り終えたら、取った枚数を数える

1回の遊びは4〜6人に10〜20組ほどにすると、どの子も何枚か取れます。取り札の間をあけて並べ、取るときは手だけを伸ばすと、頭どうしがぶつかりにくくなります。

文字を読む前の子も楽しめる工夫

  • 取り札の絵を大きくし、読んだ言葉に合う絵を探して取る
  • 読み札を読む前に、最初の音を「『あ』の札だよ」と伸ばして言う
  • チームで取り合い、取った札をみんなで数える
  • 慣れてきたら、子どもが読む人の役をする

お正月にかるた遊びをするなら、ほかのお正月遊びと組み合わせる方法も紹介しています。

まとめ|かるたの読み札は最初の音をそろえ、子どもの言葉で作る

家庭の居間で、親子が手作りのかるたを床に広げ、子どもが取り札を押さえて笑っている様子

手作りかるたは、「読み札を作る」「絵をかく」「遊ぶ」の3つの場面で、それぞれの子が関われる活動です。次の順に準備を進めましょう。

  1. テーマと枚数を決め、使うひらがなに印を付ける
  2. 読み札は取り札の字で始め、2〜3つの区切りで声に出して整える
  3. 取り札ははがきくらいの大きさにし、字を大きく、角を丸くする
  4. 年齢に合わせて、絵・字・言葉の分担を決める
  5. 4〜6人に10〜20組から遊び始め、文字を読む前の子は絵で探す

身じたくを題材にした読み札は、家庭に持ち帰って遊ぶと、園と家で同じ言葉かけができるようにもなります。

園児服メーカー編集部としては、ボタン・帽子のあごゴム・服の前後の目印のように、子どもが毎日自分で扱う服の部分を、遊びの中で言葉にすることを大切にしています。園の服を見直すときも、子どもが自分で着る手順を短い言葉で言えるかという目で確かめてみてください。

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