12月の時候の挨拶|園だより・クラスだより・手紙の書き出しと結び
12月の時候の挨拶は出す日で選びます。2026年は大雪の12月7日と冬至の22日が切り替えの目安です。園だより・年齢別のクラスだよりの書き出し、結び、冬休み前の持ち帰りの連絡、拝啓で始める手紙の文例を紹介します。

12月のおたよりは、行事の案内や冬休みの連絡で紙面が埋まりがちです。だからこそ、最初の一文は出す日と読む人に合わせて選ぶと、短くても季節が伝わります。
12月の時候の挨拶は出す日で選ぶ|2026年は7日と22日が切り替え

時候の挨拶は、手紙やおたよりの初めに置く季節の言葉です。12月は、暦の上で3つの二十四節気にまたがります。2026年の日付を国立天文台の暦要項で確かめ、出す日ごとに使いやすい言葉を表にしました。
出す日(2026年) | 二十四節気 | 改まった手紙の言葉 | おたよりで使いやすい言葉 |
|---|---|---|---|
12月1日〜6日 | 小雪(11月22日から) | 初冬の候、師走の候 | 冬の始まり、朝の冷え込み、落ち葉 |
12月7日〜21日 | 大雪(12月7日・月) | 寒冷の候、師走の候 | 白い息、霜、日暮れの早さ |
12月22日〜31日 | 冬至(12月22日・火) | 歳晩の候、歳末の候 | 冬至、ゆず湯、年の瀬 |
「師走」は陰暦12月の呼び名で、今の暦の12月にも使われます。お坊さんが走り回るからという話がよく知られていますが、語源には諸説あります。子どもに話すときは「そういう説もあるよ」と添えると安心です。
「〇〇の候」は、改まった手紙で使う漢語の言い方です。園だよりやクラスだよりは保護者への案内なので、話し言葉の季節の一文から入ると読みやすくなります。
暦と景色がずれる地域もあります。雪の多い地域と暖かい地域では、同じ12月上旬でも見える景色が違います。暦は目安にとどめ、園のまわりで実際に見える景色を優先しましょう。
園だよりの書き出し文例|上旬・中旬・下旬

園長から全家庭へ出す園だよりは、です・ます体で書きます。季節の様子、園の子どもの姿、お礼の順に2〜3文でまとめると、本題の連絡へ自然につながります。
12月上旬(12月6日まで)
園庭のイチョウがすっかり葉を落とし、朝の砂場にひんやりした空気が残るようになりました。子どもたちは集めた落ち葉を袋に詰め、重さを比べ合っています。今年も師走を迎え、寒い朝も元気に登園する姿を職員一同うれしく見守っています。
12月中旬(12月7日〜21日)
園庭の水たまりに、うすい氷が張る朝が出てきました。見つけた子が両手でそっと持ち上げ、友だちと日にかざして眺めています。お迎えの時間にはもう外が暗くなりますので、帰り道は車に気をつけてお帰りください。
12月下旬(12月22日から)
12月22日は一年でいちばん昼が短い冬至です。給食の話からゆず湯の話題になり、「おうちのおふろにも入れる」と話す子もいました。年の瀬が近づき、保育室では子どもたちも雑巾を手に、自分のロッカーを拭いています。
冬至の意味や子どもへの話し方は、冬至はいつ?2026年は12月22日(火)で詳しく紹介しています。
12月号を月初めに配る園は上旬の言葉を、冬休みの前に年内最後の号を出す園は下旬の言葉を選びます。配る日と、保護者が読む日が離れる場合は、読む日の季節に合わせましょう。
クラスだよりの書き出し文例|年齢ごとの子どもの姿から

クラスだよりは、担任から保護者への手紙です。季節の言葉のあとにクラスの子どもの姿を1つ書くと、家庭で「今日はどうだった?」と話すきっかけになります。
0・1歳児クラス
散歩の途中、風に舞う枯れ葉を目で追い、「あー」と指さす姿が見られます。外に出る前には、上着と帽子を身につけてもらうのを、じっと待てるようになってきました。
2・3歳児クラス
寒い朝の園庭で、「いき、しろい!」と息を吐いてみせる声が聞こえるようになりました。上着のファスナーを自分で上げようと、何度も挑戦する姿も増えています。
4・5歳児クラス
日が短くなり、外遊びのあとに「もう夕方の色だね」と空を見上げる子が出てきました。冬の星座の絵本を広げ、どの星がいちばん明るいかを友だちと調べています。
行事の話は、当日休んだ子の家庭も読むことを考え、クラス全体の姿として書きます。個人が分かる名前やエピソードは、クラスだよりではなく連絡帳で伝えます。
結びの言葉と、冬休み前の持ち帰りの連絡

12月の結びの言葉
結びは、時期と号の役割で選びます。
- 上旬・中旬の号:「寒さが厳しくなってまいります。ご家族の皆さまも、どうぞ体調に気をつけてお過ごしください。」
- 年内最後の号:「今年も一年、園の毎日を支えていただき、ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。」
- 年明けの連絡を添える号:「新しい年も、子どもたちと元気にお会いできるのを楽しみにしています。」
年末の過ごし方は家庭ごとに違います。帰省や旅行、クリスマスを家で祝うことを前提にした書き方は避けます。クリスマスを家庭の違いに配慮して伝える方法は、クリスマスの意味と園での伝え方で整理しています。
外国にルーツのある家庭も読むことを考えましょう。文化審議会の「公用文作成の考え方」も、一文を短くし、読み手に通じる言葉を選ぶよう示しています。季節の言葉は1文にとどめ、日付と持ち物ははっきり書きます。
持ち帰る園の服と持ち物を1つの欄にまとめる
年内最後の登園日の連絡は、持ち帰る物を品目ごとに書くと、家庭で確かめやすくなります。
12月〇日(〇)は年内最後の登園日です。体操服・スモック・上履き・園の帽子を持ち帰りますので、大きめの袋をご用意ください。洗ったあとは、名前が薄くなっていないか、ボタンやゴムがゆるんでいないかも見ていただけると助かります。小さくなった物があれば、1月の登園日までにお知らせください。
園児服メーカー編集部としては、冬休みを、園の服を家庭でゆっくり見直せる時期だと考えています。洗濯と点検の手順は休み前の園服・体操服の手入れ、サイズの買い替えをお願いするおたよりは次の記事にまとめています。
改まった手紙の書き出し|拝啓から敬具までの組み立て

地域の方へのお礼状など、改まった手紙は次の順に組み立てます。「拝啓」で始めた手紙は、ふつう「敬具」で結びます。
- 頭語(拝啓)
- 時候の挨拶(「師走の候」など)
- 相手の様子を気づかう言葉
- 本文
- 結びの言葉
- 結語(敬具)
拝啓 師走の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
先日のもちつき会では、臼と杵をお貸しいただいたうえ、準備にもお力添えをいただき、誠にありがとうございました。子どもたちは帰りの会でも、杵の重さを口々に話しておりました。
年末のお忙しい折、どうぞお体を大切に、よいお年をお迎えください。
敬具
保護者から先生へ一年のお礼を書くときは、頭語を使わない話し言葉で十分です。
〇〇先生 寒い日が続いていますが、お変わりありませんか。この一年、〇〇が毎朝園の話をしながら支度をしていたのは、先生がいつも声をかけてくださったおかげです。どうぞよいお年をお迎えください。
まとめ|12月の書き出しは、出す日・読む人・伝える連絡で決める

12月のおたよりや手紙は、次の順で書くと迷いません。
- 出す日が12月7日・22日の前か後かを確かめ、表から言葉を選ぶ
- 読む人で書き方を決める(保護者へは話し言葉、改まった手紙は「〇〇の候」)
- 園のまわりの景色か、子どもの一言を1つ書く
- 冬休み前の号には、持ち帰る物と点検してほしいことを品目ごとに書く
- 年末の過ごし方や宗教行事を前提にしていないかを見直す
季節の言葉は、本題の連絡を読んでもらうための入り口です。1文で十分なので、子どもの姿が浮かぶ言葉を選んでください。
園児服メーカー編集部は、冬休み前の連絡を、毎日着ている園の服を親子で見直すきっかけにしてほしいと考えています。持ち帰った体操服やスモックの名前やゴムを確かめるとき、1月からの園の毎日に合っているかも見てみてください。



