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お正月遊び一覧|遊び方と願い・いわれ、保育での選び方と手作り

凧あげ・こま回し・羽根つき・かるた・福笑いなど9つのお正月遊びを、遊び方と願い・いわれの一覧で紹介。年齢別の選び方と手作りの凧・すごろく・福笑い、電線や小さな部品の安全、冬の外遊びの服装まで先生向けに解説します。

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お正月遊び一覧|遊び方と願い・いわれ、保育での選び方と手作り

1月の保育にお正月遊びを取り入れるなら、遊び方と一緒に、願いやいわれも伝えたいものです。凧あげや羽根つきは外で走ったり道具を振ったりするので、場所と服装の確認も欠かせません。

お正月遊びの一覧|9つの遊び方と願い・いわれ

凧、こま、羽子板と羽根、けん玉、だるま落とし、お手玉、かるた、すごろく、福笑いを並べたお正月遊びの道具

代表的な9つを表にしました。

遊び

遊び方

願い・いわれ

凧あげ

糸を操り、風を受けた凧を空高く揚げる

子どもの誕生や成長を祝い、幸せを願って揚げたとされる

こま回し

ひもを巻いて投げたり、指でひねったりして回す

宮廷の儀式でも回され、江戸時代に子どもの遊びとして広まったとされる

羽根つき

羽子板で羽根を打ち合う。一人でつく遊び方もある

子どもが蚊に刺されないまじないや、厄病よけとして始まったともいわれる

かるた

読まれた札に合う札を取り、枚数を競う

いろはかるたは、知識を教えることが本来の目的だったとされる

福笑い

目隠しをして、顔の輪郭の上に眉・目・鼻・口を並べる

「笑う門には福来る」にちなみ、新年に笑うのはめでたいとされる

すごろく

さいころの目の数だけ進み、早く「上がり」に着いた人が勝ち

江戸時代に子どもの正月遊びとして広まった。運だめしとする見方もある

けん玉

糸でつながった玉を振り上げ、皿で受けたり剣先に入れたりする

江戸時代に中国から伝わったとされる(諸説あり)。大正時代ごろ子どもの間で流行した

だるま落とし

重ねた木片を木づちで横から打ち抜き、だるまを落とさずに下げる

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お手玉

小豆などを入れた布袋を投げ上げ、落とさずに受ける

古くは小石で遊び、「いしなご」と呼ばれた

願いやいわれには諸説あり、地域でも伝わり方が違います。羽根つきの羽根は蚊を食べるトンボに似せたものといわれ、室町時代の書物にも、幼い子の蚊よけのまじないと記されています。羽根の黒い玉に使う無患子(むくろじ)の種は、「子が患わない」に通じる縁起物ともされます。

園での選び方|0〜2歳・3〜5歳と、室内・屋外の使い分け

保育室で、1〜2歳の子どもが先生とフェルトの福笑いで遊び、奥で4〜5歳の子どもたちがかるたを囲む様子

幼稚園教育要領と保育所保育指針は、正月などの伝統的な行事や伝統的な遊びに親しむことを通して、社会とのつながりの意識などの芽生えを養うよう示しています。保育所保育指針解説は、こま回しや凧あげを伝統的な遊びの例に挙げています。行事では七夕を例に、いわれや願いに関心をもつことが大切だとしています。

年齢

室内で

屋外で

選ぶときの目安

0〜2歳

フェルトの福笑い、お手玉を握る・箱に入れる、大きな絵札の絵合わせ

大人が揚げる凧を見上げる

口に入る大きさの物、ひも、ビニール袋を使わない

3〜5歳

かるた、すごろく、福笑い、こま回し、けん玉、だるま落とし

凧あげ、羽根つき

順番とルール、道具を振る範囲を決める

こまは指でひねるものから始め、ひもで投げるこまは巻き方に慣れてから挑戦します。文字を読む前の子には、読んだ言葉に合う絵を探して取るかるたにします。

保育所保育指針解説は、園で親しんだ伝統的な遊びを家族や地域の人と楽しむことも大切にしています。遊び方をおたよりで伝えましょう。

手作りのお正月遊び|ビニール袋の凧・すごろく・福笑いの作り方

机の上に並べた、しっぽの付いたビニール袋の凧、紙コップの駒を置いた手作りのすごろく、画用紙の福笑い

ビニール袋の凧(3〜5歳・屋外)

材料

  • 持ち手のあるビニール袋1枚
  • たこ糸
  • 荷造り用の平たいビニールひも
  • セロハンテープ
  • 油性ペンやシール
  • トイレットペーパーの芯1本
  1. 袋に油性ペンやシールで好きな絵をかく
  2. ビニールひもを50センチほどに2本切り、袋の底の両角にしっぽとして貼る
  3. 2本の持ち手をそろえ、たこ糸の端をしっかり結ぶ
  4. たこ糸を2〜3メートルのところで切り、もう一方の端を芯に結んで巻き取る

芯を持って走ると、袋の口から風が入ってふくらみ、後ろに浮き上がります。糸は芯に巻いた状態で持ち、首に掛けないよう伝えます。

手作りすごろく(3〜5歳・室内)

材料

  • 大きめの画用紙
  • ペン
  • 丸いシール
  • 牛乳パック2本
  • 紙コップ
  1. 画用紙に、スタートからゴールまで丸いマスを道のようにつないでかく
  2. いくつかのマスに凧やこまの絵をかき、「凧は2つ進む」「こまは1回休み」などの決まりを作る
  3. 牛乳パックを底の一辺と同じ高さで2つ切り取り、口どうしを合わせてはめ込み、さいころにする
  4. さいころの各面に丸いシールで目を貼る。数えるのに慣れていないクラスは、目を1〜3だけにする
  5. 紙コップに自分の顔をかいて、駒にする

駒を紙コップにすれば、小さな部品を使わずに遊べます。

福笑い(1〜5歳・室内)

材料

  • 画用紙
  • ペン
  • はさみ
  • 目隠し用の手ぬぐい
  • 1〜2歳向けはフェルトと面ファスナー
  1. 画用紙に、おかめや先生の顔など、顔の輪郭だけをかく
  2. 別の画用紙に眉・目・鼻・口をかき、大人が切り抜く
  3. 1〜2歳向けは、パーツを口に入らない大きさのフェルトで作り、面ファスナーで付けたりはがしたりできるようにする

3〜5歳は目隠しをして(苦手な子は目をつぶって)、友だちの「もっと上」の声を手がかりにパーツを置き、できた顔を見て笑い合います。

安全に遊ぶ|凧あげの場所、羽子板とこまのひも、小さな部品

電線のない冬の広い原っぱで、先生が見守る中、間を大きくあけて羽根つきをする子どもたち

凧あげは、電線や道路から離れた広い場所で

凧あげは、電線や車の通る道路、駐車場から離れた広い場所で行います。

九州電力送配電などの送配電会社は、凧が電線に引っかかると垂れた糸を通して感電するおそれがあるとして、周りに電線がないかを確かめるよう呼びかけています。

駐車場は死角が多く、こども家庭庁の事故防止ハンドブックも危険な場所としています。園庭では、走る向きと一度に走る人数を決めておきます。

羽子板とこまは、周りに人がいないかを確かめて

消費者庁は、バットやラケットなどの道具を振るときは周りに人がいないかを確かめ、振る人に子どもが近づかないよう呼びかけています。羽根つきは組と組の間を広くあけ、順番を待つ場所を羽子板の届かない所に決めます。

こまのひもは、振り回したり首に掛けたりしないよう伝えます。国の事故防止ガイドラインが参考例に載せる点検表にも、ひもを首にかけない、おもちゃを振り回さないという項目があります。投げるこまは、投げる向きに人がいないかを先に確かめます。

小さな部品とビニール袋は、年齢に合わせて片付ける

消費者庁によると、3歳児の口の大きさは直径約4センチで、これより小さい物は誤飲や窒息の危険があります。こまやおはじき、手作りの飾りなどの小さな物とビニール袋は、0〜2歳児の手の届かない所にしまいます。

5〜6歳でもビー玉やおはじきを誤飲した例があり、年長クラスにも口に入れないよう伝えます。手作りの道具は部品が外れないように作り、お手玉は縫い目のほつれを確かめます。

冬の外遊びの服装|ひも・フード・首元・手袋を出る前に確かめる

冬の園庭の出入り口で、先生が子どもの上着の首元を整え、オレンジ色の園の帽子をかぶった子どもたちが手作りの凧を持って外へ向かう様子

外に出る前に、服も確かめます。

上着のひもとフード

2015年12月に、子ども服のひもに関する日本産業規格が定められました。

この規格で、頭や首回りから垂れ下がるひもや背中から出るひもなどを付けないことになりました。ただ、規格は販売を規制するものではないため、消費者庁は手持ちやお下がりの服も点検し、危険なひもを抜くか縫い付けるよう呼びかけています。

経済産業省も、公園などで遊ぶときはひもやフードのある服を着せないよう示し、ひもの先のポンポンや飾りボタンは引っかかりやすいとしています。服の選び方は保育園の着替えやすい服の選び方でも整理しています。

マフラーと首元

こども家庭庁の事故防止ハンドブックは、遊具で遊ぶときはマフラーなど引っかかる物を身に付けないよう示しています。外遊びではマフラーを外し、上着のファスナーやボタンを首元まで留めて寒さを防ぎます。

手袋と重ね着

手袋は、凧あげのように外で長く糸を持つ日に役立ちますが、こまやけん玉など指先を使う遊びでは外したほうが扱いやすくなります。外した手袋を入れるポケットがある上着なら、置き忘れも防げます。

左右の手袋を首掛けのひもでつなぐときは、遊具で遊ぶ前にひもごと外します。消費者庁も、持ち物のひもが遊具に引っかかって首が絞まるおそれがあると注意しています。

走る遊びの前後は上着を脱ぎ着して調整し、汗で湿った服は着替えます。保育所保育指針解説も、汗をかいたら着替えるなど、自分の体を大切にする気持ちを育てることに触れています。

着替えた服の泥汚れの落とし方は、体操服・園児服の泥汚れの落とし方で紹介しています。

冬の重ね着の考え方は、次の記事で詳しく紹介しています。

まとめ|お正月遊びは年齢と場所で選び、道具と服を確かめてから始める

家庭の居間で、親子が手作りの福笑いを囲んで笑い合う様子

動く遊びと座って楽しむ遊びを組み合わせると、年齢差のあるクラスでも取り入れやすくなります。次の順に準備を進めましょう。

  1. 一覧から、クラスの年齢と遊ぶ場所に合う遊びを選ぶ
  2. 遊ぶ前に、願いやいわれを「〜といわれているよ」と一言で伝える
  3. 小さな部品とひも、遊ぶ場所の電線や道路、人との間隔を確かめる
  4. 外遊びの日は、上着のひもとフード、マフラー、帽子のあごゴム、手袋を点検する
  5. 園で楽しんだ遊び方を、おたよりで家庭にも伝える

園児服メーカー編集部としては、冬の外遊びの準備を、遊び道具だけでなく子どもが着る服のひもや首元まで含めて考えることを大切にしています。園の上着や帽子を見直すときも、寒い日に外で思い切り遊べるかという目で確かめてみてください。

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