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簡単な折り紙|ハート・いぬ・コップの折り方と子どもへの教え方

ハート・いぬ・コップは、15センチの折り紙1枚で子どもと折れる簡単な作品です。初めての子には手順の少ないいぬがおすすめ。手順図つきの折り方に、年齢の目安、谷折り・山折りの記号の読み方、先生の教え方と安全をまとめました。

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簡単な折り紙|ハート・いぬ・コップの折り方と子どもへの教え方

折り紙は、紙1枚と平らな机があれば、すきま時間にも製作の時間にも始められます。

子どもと作れる簡単な折り紙3つ|年齢の目安と図の記号の読み方

赤・茶色・青の正方形の折り紙と2本のペンを、生成りの机の上に並べた様子

子どもと作れる簡単な折り紙として、ハート・いぬ・コップの3つの作り方を紹介します。どれも15センチの折り紙1枚で折れて、はさみやのりは使いません。

作品

年齢の目安

手順の数

使う紙

ハート

4・5歳児

7つ(うらがえすを含む)

赤1枚

いぬ

3歳児から

4つ+顔をかく

茶色1枚

コップ

4歳児から

5つ+口をひらく

青1枚

年齢は、手順の数と手の動きから編集部が示した目安で、経験によって前後します。いぬは角と角を合わせるのが最初の1回だけで、耳の角度が少しちがっても形になります。

コップには、角をはしに合わせる位置を目で決める手順と、うしろへ折る手順があります。ハートは動きの種類がいちばん多い作品で、次の動きがあります。

  • 折りすじをつけてもどす
  • はしを折りすじに合わせる
  • うしろへ小さく折る

初めての子には、いぬ、コップ、ハートの順がおすすめです。

そろえる物

  • 15センチの折り紙(図と同じ色にすると見比べやすい)
  • いぬの顔をかくペン
  • 紙を広げられる平らな机
  • 先生の見本用の、大きめの正方形の紙(あれば)

図の記号の読み方

手順図の線と矢印は、次の意味です。

  • 同じ長さの線が並ぶ破線は、手前へ折る谷折り
  • 線と点2つをくり返す線は、うしろへ折る山折り
  • 矢印の先は、手前へ折るときはぬりつぶし、うしろへ折るときは白ぬき
  • 行って戻る2本の矢印は、折りすじをつける印
  • 輪を1つ描いて進む矢印は、うらがえすの印

線と矢印の白いふちは、色の紙の上で見やすくするためのものです。

図の記号

子どもへの言い方の例

谷折り

「線をかくすように、ぱたん」

山折り

「うしろへ折って、かくそう」

折りすじをつける

「折って、ひらいて、線ができたね」

うらがえす

「くるっと、うらにしよう」

細くうすい線(前の手順でつけた折りすじ)

「さっきの線、見つけた?」

記号の一覧は、日本折紙協会の資料でも見られます。

ハートの折り方|折りすじを目印にして7つの手順で折る

ハートの折り方の手順図。赤い折り紙を1〜7の番号どおりに折り、8がハートのできあがり

紙は赤の折り紙1枚(15センチ)です。はじめに白い面を上にします。

  1. 白い面を上にして置く。たてに半分に折って、折りすじをつけてもどす
  2. よこにも半分に折って、折りすじをつけてもどす
  3. 上のはしを、まんなかの折りすじに合わせて折る
  4. 下のはしを、上のはしに合わせて折る
  5. 下のはしのまんなかから、右がわの下のはしがたての折りすじに重なるように、ななめ上へ折る。左がわも同じように折る
  6. うらがえす
  7. 上の4つの角を、うしろへ少し折って丸くする
  8. できあがり

1と2でつけた折りすじは、3と5で紙を合わせる目印になります。角と角を合わせて押さえたら、まんなかから外へ指でなぞり、はっきりつけておきましょう。3は、上のはしが、よこの折りすじの上にまっすぐ乗る所で押さえます。

6は、本のページをめくるように、上下はそのままで左右にひっくり返します。7は、4つの角の先を少しつまんで、うしろへ倒します。どの角も同じくらい小さく折ると、8のような形にそろいます。

いぬの折り方|三角に折って耳と口をつける

いぬの折り方の手順図。茶色の折り紙を1〜4の番号どおりに折り、5で顔をかいてできあがり

紙は茶色の折り紙1枚(15センチ)です。はじめに白い面を上にします。

  1. 白い面を上にして、角を上に置く。上の角を下の角に合わせて三角に折る
  2. 左の角を、ななめ下へ折って耳にする
  3. 右の角も同じように折る
  4. 下の角を少し上へ折って、口にする
  5. 顔をかいてできあがり

1は、3つの作品に共通する「角と角を合わせる」の練習になります。上の角を下の角に重ねたら、その角を片手で押さえたまま、もう片方の手でまんなかから左右へなぞって折ります。

2と3の耳は、ななめ下へ折れば、折る位置や角度が少しちがっていてもかまいません。4の口は、先を少しだけ折り上げます。目と鼻はペンでかきます。

コップの折り方|角をはしに合わせて折り、口をひらく

コップの折り方の手順図。青い折り紙を1〜5の番号どおりに折り、6で口をひらいてできあがり

紙は青の折り紙1枚(15センチ)です。はじめに白い面を上にします。

  1. 白い面を上にして、角を上に置く。下の角を上の角に合わせて三角に折る
  2. 右の角を、左のはしに合わせて折る(折ったところの上のはしが、よこにまっすぐになるように)
  3. 左の角も、右のはしに合わせて折る
  4. 上の角の手前の1枚を、前へ折り下げる
  5. 残りの1枚は、うしろへ折り下げる
  6. 口をひらいてできあがり

2は、右の角を左のはしへ運んだら、折ったところの上のはしが机のふちと同じようによこにまっすぐになる所で押さえます。3も同じように、上のはしを見てから押さえます。

6は、口に指を入れてそっと広げます。

初めて折り紙をする子への教え方|年齢別の援助と飾り方・安全

保育室で先生が子どもの横に並んで大きな紙を半分に折って見せ、普段着の子どもたちが机で同じように紙を折っている様子

幼稚園教育要領と保育所保育指針は、表現の領域で、いろいろな素材に親しんで工夫して遊ぶことや、つくったものを遊びに使ったり飾ったりすることを挙げています。子どもの素朴な表現を受け止めるようにとも示しています。角が少しずれても、その子の作品として受け止めましょう。

最初に見せる3つの動き

初めて折る子には、作品より先に、次の3つを見せます。

子どもと向かい合うと左右が反対に見えるため、見本は子どもの横に並ぶか、同じ向きで見せます。クラス全体には大きな紙で見せ、一つの手順ごとに全員が折り終えてから次へ進みます。

年齢別の援助

年齢

取り組みの例

援助のポイント

2歳児

紙に触れる、半分に折る、いぬの顔をかく

角は大人が合わせ、子どもは上から押さえる

3歳児

いぬ

一つの手順ごとに見せ、「ぴったり、おさえて」と声をかける

4歳児

コップ、手伝いながらハート

「手前の1枚」「うしろへ」を図の記号と一緒に確かめる

5歳児

ハート

図の番号を自分で追い、分からない所だけ一緒に見る

保育所保育指針は、1歳以上3歳未満児について、紙や粘土など様々な素材に触れて楽しむことを挙げています。2歳児は、形を仕上げるより、紙に触れて折る感覚を楽しむところから始めます。

つまずいた子には、全部を代わりに折らず、角を合わせる所だけ手を添えるか、一つ前の手順まで折った紙を渡します。「合わせる」「押さえる」「なぞる」と動作を分けて一つずつ認める進め方は、ボタンの練習の進め方とも共通しています。

早くできた子には、次のような楽しみを用意します。

  • 別の色で2つ目を折る
  • 顔や模様をかき足す
  • 友達に見せる役を頼む

飾り方とプレゼント

  • ハート:画用紙に貼ってカードにし、誕生日や家族への手紙に添える
  • いぬ:画用紙に貼って体をかき足し、クラス全員分を壁面に並べる
  • コップ:ままごとで使い、遊んだ後に画用紙に貼って飾る

カードに貼る小さなハートは、15センチの紙を4つに切った7.5センチの紙でも同じ手順で折れます。ただし角を合わせにくくなるので、慣れてから使います。

はさみやのりを使うときの安全

紙を切ったり画用紙に貼ったりする日は、のりを使う分だけ出し、手ふきをそばに置きます。袖口にのりが付きやすいので、腕まくりをするか、スモックを着てから始めます。製作で着る服はスモックの選び方も参考にしてください。

国の事故防止のガイドラインが参考例に載せる年齢別の確認表では、3〜5歳児について、はさみを正しく使って片付けること、先のとがった物を持ち歩いたり、人に向けたり振り回したりしないことが挙げられています。

はさみは、次の3つを約束にします。

  • 持ったまま歩かない
  • 人に向けない
  • 使い終わったら決めた場所へ戻す

角を合わせてたたむ動きは、脱いだ服をたたんで整える活動にもつなげられます。服を使った活動の例は、次の記事にまとめています。

まとめ|手順の少ない作品から、図と同じ向きで一つずつ見せる

保育室の壁に、画用紙に貼った色とりどりの小さな折り紙の作品が並び、普段着の子どもが指さして見ている後ろ姿

子どもと作れる簡単な折り紙は、手順の少ない作品から始め、図と同じ向きで一つの手順ずつ見せるのが近道です。クラスでも家庭でも、次の順に進めます。

  1. 年齢と経験に合わせて作品を1つ選ぶ(初めてはいぬ、慣れたらコップとハート)
  2. 先生が図を見て一度折り、声をかけたい手順を確かめる
  3. 紙の向き、角と角を合わせる、折りすじをつける、の3つを最初に見せる
  4. ずれても作品として受け止め、飾る・遊ぶ・贈るまでつなげる
  5. はさみやのりを使う日は、約束と片付けの場所を先に決める

園児服メーカー編集部としては、角と角を合わせて押さえ、指でなぞって折りすじをつける手の動きが、服をたたむ、襟や裾を整えるといった身支度の場面にも出てくることに注目しています。

紙で覚えた「合わせてから折る」を、着替えの後にも声かけしてみてください。子どもが自分で扱いやすい服かどうかという目で、園の服を見直すきっかけにもなります。

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