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園児の服の選び方|普段着の条件・避けたい服と、制服の種類と役割

園児の服は、普段着で過ごす園なら動きやすさ・着脱・サイズ・素材・洗濯のしやすさで選び、フードは避けて、垂れるひもは抜くか縫い付けます。制服がある園の通園服・体操服・スモック・帽子の役割と、そろえる順番も解説します。

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園児の服の選び方|普段着の条件・避けたい服と、制服の種類と役割

入園の案内には、服装を家庭に任せる園もあれば、制服や体操服、スモックまで細かく指定する園もあります。「園児の服」が指す物は園によって違うため、先に自分の園がどちらなのかを確かめてから選ぶと、買いすぎや買い忘れを防げます。

園児の服とは|普段着で過ごす園と、制服がある園の違い

左は無地の普段着で積み木遊びをする園児たち、右は夏の制服と白い帽子で母親と登園する女の子を並べた二つの場面

園児の服は、園の方針によって、家庭で選ぶ普段着になるか、園が指定する制服になるかが決まります。この記事では、園で着る服全体を「園児の服」、園が指定する制服・体操服・スモック・帽子などを「園児服」と呼びます。大きく分けると、次の二つです。

園のタイプ

登園するときの服

園で過ごすときの服

普段着で過ごす園

家庭で選んだ普段着

普段着(スモックや帽子だけ指定する園もある)

制服がある園

通園服や帽子など、園が指定する服

園が指定する服(体操服やスモックに着替える園もある)

制服がある園でも、使い方は園ごとに違います。各園の公式の案内を見ると、次のような園があります。

  • 登園後に体操服へ着替えて、降園のときに制服へ戻す園
  • 体操服で登園して、式典や行事のときに上着をそろえる園
  • 年齢のクラスによって指定する服が変わる園

スモックや手提げかばんは園で指定せず、家庭で用意する園もあります。

入園前の説明会や案内では、次の点を確かめておきましょう。

  • 園が指定する服と、家庭で選べる服
  • 登園、園の中、運動、行事のそれぞれで何を着るか
  • 購入先、注文の締め切り、サイズ見本を試着できるか
  • 園に置く着替えの枚数と、名前を付ける位置

園で着る普段着の条件|動きやすさ・着脱・サイズ・素材・洗濯

保育室の床に座った無地の普段着の子どもたちが、自分でズボンをはいたりシャツに頭を通したりしている様子

幼稚園教育要領と保育所保育指針は、衣服の着脱を、子どもが自分でする生活の活動の一つに挙げています。保育所保育指針は、1歳から3歳未満の子どもについても、保育士などの助けを借りながら衣類の着脱を自分でしようとする姿を示しています。

普段着で過ごす園でも、制服の下や着替え用に着る服でも、園で着る普段着は次の五つで選びます。

  1. 動きやすさ:走る、しゃがむ、腕を上げる動きをさまたげない、伸びる生地やゆとりのある形
  2. 着脱のしやすさ:頭と手が通しやすく、ウエストをつかんで上げ下げでき、前後がわかる目印がある
  3. サイズ:体に合っていて、首まわりや袖口がきつすぎない
  4. 素材:汗のかき方と、家庭で乾かせる時間に合っている
  5. 洗濯のしやすさ:内側の洗濯表示で、家庭で洗えるか(おけの形の記号)と、乾燥機を使えるかがわかる

素材は、どちらがよいかではなく性質で選びます。綿は汗を吸いやすく洗濯に強い一方、縮みやすく、しわになりやすい素材です。

ポリエステルは乾きが早くしわになりにくい一方、汗を吸わないため、汗をかくとべたつきやすくなります。ただし、短所を補う加工をした生地や、ポリエステルに綿を混ぜて汗を吸いにくい点を補った生地もあります。内側の表示で、素材の割合も見ておきましょう。

首まわりがきつい服にも気をつけます。消費者庁には、子ども用のパジャマを脱いでいるときに、えりぐりから頭が抜けなくなり、首に重いけがをした事故の報告が寄せられています。首や袖口が小さめの服は、子どもが自分で脱げるかを試してから選びましょう。

着替えやすさを動作で確かめる方法は、保育園の着替えやすい服の選び方で詳しく紹介しています。

安全のために避けたい服|フード・ひも・飾り・長いすそ

机に置いた無地の子ども用の上着から、大人の手がフードまわりのひもを抜き取っている手元

服のひもやフードが、遊具やドアなどに引っかかる事故が起きています。政府広報オンラインは、次の例を紹介しています。

  • 首回りのひもが、滑り台のわくに引っかかった
  • フードがドアノブに引っかかって、首が絞まった
  • 腰回りのひもが、自転車の車輪に巻き込まれた

2015年12月には、子ども服のひもの安全基準として、日本産業規格が定められました。13歳未満の子どもが着る服が対象で、次のようなひもは付けられないとされています。

  • 頭や首回りから垂れ下がるひも
  • 背中から出るひも
  • すそが股より下にある上着やズボンの、すそから垂れ下がるひも

ただし、この基準は販売を規制するものではありません。消費者庁は、基準に合わない服が売られている可能性や、お下がりやフリマアプリの服が基準に合っていない場合があることを示しています。

そのうえで消費者庁は、子どもだけで公園で遊ぶときなど、動き回ることが予想される場面では、フードやひもの付いた服を避けるよう呼びかけています。こども家庭庁の事故防止ハンドブックにも、遊具ではひもやフードのない服装で遊ばせるよう書かれています。

園の服にも、同じ考え方があてはまります。手持ちの服も、次の点を確かめましょう。

  • フード:引っぱられたり引っかかったりしやすいため、園に着ていく服では避ける
  • ひも:首や背中、すそから垂れるひもは抜くか、垂れないように縫い付ける
  • 飾り:引っかかりやすいポンポンは切り取り、取れかけたボタンや小さな飾りは早めに付け直す
  • すそ:大きすぎる服や丈が長すぎる服は、すそを踏んだり引っかかったりしやすいので避ける

同じハンドブックは、おもちゃなど小さな物による窒息を、0〜6歳くらいで起こりやすい事故に挙げています。ボタンや飾りがゆるんでいないかは、洗濯のたびに見ておくと安心です。

制服がある園の服の種類と役割|通園・室内・運動・製作

同じ男の子が、冬の通園服で登園する場面、スモックを着て絵の具で製作する場面、体操服と帽子で園庭を走る場面を並べた三つの場面

制服がある園でそろえる服は、園生活の場面を分担しています。園児服メーカー編集部として服の側から見ると、それぞれの役割は次のように整理できます。指定するかどうかや呼び名は園によって違うので、手元の案内と見比べてください。

服の種類

主に受け持つ場面

選ぶときに見るところ

通園服(冬・夏)

登園・降園、行事

季節で替える時期、中に着る服との重ね方

ジャケット・ブレザー

冬の通園、式典

肩と袖丈、ボタンを自分で留められるか

ブラウス・シャツ、リボン・ネクタイ

上着の下

首まわり、袖口、付け外しのしやすさ

ズボン・スカート

通園と室内

ウエストのゴム、丈、しゃがんだときの動き

体操服

運動、外遊び

伸び、汗の吸い方、洗い替えの枚数

スモック・遊び着

製作や汚れやすい遊び

頭からかぶる形か前開きか、袖口のゴム

帽子

通園、外遊びの日よけ

頭に合う大きさ、つばの広さ

かばん

通園の持ち物

肩ひもの長さ、自分で開け閉めできるか

スモックは服の上に着て汚れを防ぐ上っ張りで、体操服は運動するときに着る服です。帽子は太陽からの直接の紫外線を防ぎ、つばの広い帽子ほど効果が大きいとされています。クラスごとに帽子の色を分けている園もあります。

指定品の一覧は「上着と下→中の服→活動の服→小物」の順に読む

園から届く指定品の一覧は、次の順に確かめると抜けに気づきやすくなります。

  1. 通園服やジャケットと、ズボン・スカート
  2. 中に着るブラウス・シャツと、リボン・ネクタイ
  3. 体操服と、スモック・遊び着
  4. 帽子とかばん

購入は、次の順に進めます。

  1. サイズ見本の試着
  2. 注文
  3. 受け取り
  4. 交換の確認

名前は、交換しないと決まってから付けます。制服は同じ形の服が並ぶので、園が決めた位置に名前を付けておくと、着替えのときの取り違えを防げます。

スモックの形や素材の選び方は、スモックの選び方にまとめています。

枚数・サイズ・季節は、園の一日と洗濯の回し方で決める

冬の通園服を試着した女の子が腕を前に伸ばし、しゃがんだ母親が袖丈を確かめている様子

枚数・サイズ・季節の考え方は、普段着も制服も同じです。

  • 枚数:着ている1枚に、洗濯して乾くまでの分と、園に置く予備を足して数える
  • サイズ:呼びサイズだけで決めず、サイズ表と試着で、腕を上げる・しゃがむ動きを確かめる
  • 大きめを選ぶとき:袖を何度も折る、すそを踏むほどの大きさは避ける
  • 冬:厚い一枚より、脱ぎ着できる重ね着で調節する
  • 夏:汗をかいたら着替えられるよう、着替えを多めに用意する

次の記事で詳しく紹介しています。

夏服と冬服を替える時期や、園に置く着替えの枚数に決まりがあれば、園の案内に合わせます。制服・体操服・スモックの枚数の数え方と、注文から名前付けまでの流れは、次の記事で一覧にしています。

まとめ|園の指定を確かめ、普段着は条件で、制服は役割で選ぶ

机に広げた園の案内の冊子を見ながら、無地の半袖シャツとたたんだズボン、巻き尺を用意する母親と子ども

園児の服は、次の順に準備すると迷いません。

  1. 園の案内で、普段着の園か制服がある園か、指定の服と家庭で選べる服を確かめる
  2. 普段着は、動きやすさ・着脱のしやすさ・サイズ・素材・洗濯のしやすさで選ぶ
  3. フード、首や背中のひも、引っかかりやすい飾り、長すぎるすそを避け、お下がりも点検する
  4. 制服は受け持つ場面を知り、試着してから注文して、名前は最後に付ける
  5. 枚数と季節の入れ替えは、園に置く予備と洗濯の回し方から決める

服の見た目より、子どもが園の一日を自分の力で過ごせるかを基準にすると、どちらの園でも選び方がぶれません。

園児服メーカー編集部としては、園児の服を「その服が園の一日のどの場面を受け持つか」から考えることを大切にしています。普段着でも制服でも、子どもが自分で着て、思いきり動いて、自分で脱げることが、毎日の園生活を支える服の条件です。

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