折り紙のこまの作り方|ざぶとん折りで作る2種類と回し方・安全
折り紙のこまは、4つの角をまんなかに合わせる「ざぶとん折り」を2回して、大人がつまようじを通せば完成します。1枚で折るこまと2枚重ねのこまの手順図に、年齢の目安、回し方、つまようじの約束をまとめました。

お正月遊びの「こま回し」は、折り紙でも作れます。紙を平らに折るだけなので、形が合っているかを図と見比べながら進められます。
折り紙のこまは「ざぶとん折り」で作る|2つの作り方と年齢の目安

この記事では、4つの角をまんなかに合わせて折る「ざぶとん折り」で作るこまを2つ紹介します。どちらも紙を平らに折り、まんなかに大人がつまようじを通して軸にします。
作品 | 使う紙 | 年齢の目安 | 折る手順の数 |
|---|---|---|---|
ざぶとんごま | 15センチ1枚 | 4歳児から(3歳児は手伝いながら) | 5つ |
もようごま | 15センチ1枚と7.5センチ1枚 | 5歳児 | ざぶとんごま+3つ |
年齢は、手順の数と手の動きから編集部が示した目安で、経験によって前後します。ざぶとんごまは、角をまんなかの1点に合わせる動きを2回くり返します。もようごまは、大きさの違う2枚をぴったり重ねる手順が加わります。
用意する物
- 15センチの折り紙(ざぶとんごまは1枚、もようごまは色違いで2枚)
- つまようじ(1つのこまに1本。大人が管理する)
- のり(もようごまの2枚を貼るとき)
- はさみ(もようごまの小さい紙を切るときと、つまようじの先を切るとき。大人が使う)
もようごまの小さい紙は、15センチの紙を縦と横に半分に切った7.5センチの紙を使います。1枚から4枚とれるので、クラスで分けると無駄が出ません。
図の見方
手順図の破線は手前へ折る谷折り、行って戻る2本の矢印は折りすじをつける印です。輪を1つ描いて進む矢印は「うらがえす」の印です。図の記号の読み方と、初めての子への教え方は、簡単な折り紙の折り方と子どもへの教え方にまとめています。
ざぶとんごまの折り方|4つの角をまんなかへ、を2回くり返す

紙は青の折り紙1枚(15センチ)です。はじめに白い面を上にします。
手順図

- 白い面を上にして置く。ななめに半分に折って、折りすじをつけてもどす
- 反対のななめにも半分に折って、折りすじをつけてもどす
- 4つの角を、まんなか(折りすじが交わる点)に合わせて折る
- うらがえす
- もう一度、4つの角を、まんなかに合わせて折る
- 大人がまんなかにつまようじを通してできあがり
1と2でつけた2本の折りすじが交わる点が、こまの中心です。3で角を合わせる目印になるので、角と角をぴったり重ねてから、指でなぞってはっきりつけておきます。
4は、本のページをめくるように左右にひっくり返します。5を折り終えると、6の図のように、表にも裏にも折った紙の重なりが見える四角になります。
軸のつまようじを通す
軸は大人が通します。次の順で進めます。
- まんなかの点に、つまようじの先で小さな穴をあける
- 表から裏へ、つまようじをまっすぐ通す
- 裏に出す長さを短めにし、紙が上下にずれないように押さえる
- 上に出たとがった先は、大人がはさみで切り落とす
つまようじが中心からずれたり、ななめに刺さったりすると、こまがぶれやすくなります。横から見て、紙とつまようじが直角になっているかを確かめます。
もようごまの作り方|大きさの違う2枚を重ねて色を楽しむ

もようごまは、ざぶとんごまの上に、小さな紙で折った四角を重ねて貼ります。紙は青の15センチと、黄色の7.5センチを1枚ずつ使います。
手順図

- 大きい紙(15センチ)は、ざぶとんごまの1〜5と同じに折る
- 小さい紙(7.5センチ)も、白い面を上にして置く。ななめに半分に折って、折りすじをつけてもどす
- 反対のななめにも半分に折って、折りすじをつけてもどす
- 4つの角を、まんなか(折りすじが交わる点)に合わせて折る
- 小さい紙の角を、大きい紙の辺のまんなかに合わせて貼る
- 大人がまんなかにつまようじを通してできあがり
5で重ねるときは、小さい紙の4つの角が、大きい紙の4つの辺のまんなかにちょうど届きます。先に1つの角を辺のまんなかに合わせてから、反対の角を合わせると、まっすぐ重なります。
のりは紙の四隅ではなく、まんなかの近くに少しだけつけます。のりが乾いてから、つまようじを通します。
こまの回し方と遊び方|つまようじの約束と年齢別の手伝い方

こまは、つまようじの上の先を親指と人さし指でつまみ、指をこするようにひねって回します。回す場所は、平らな机の上にします。
遊び方の例
- 長く回る競争:「せーの」で一緒に回し、最後まで回っていた人の勝ち
- 色の見え方くらべ:回っている間と止まったときで、模様の見え方を比べる
- こまの交換:自分の色と友達の色を見せ合い、気に入った組み合わせを話す
回すときは、隣の子との間をあけ、机の上に回す場所を決めます。止まったこまが机から落ちても、拾うのは回し終わってからにします。
つまようじの約束
国の事故防止のガイドラインが参考例に載せる年齢別の確認表では、3〜5歳児について、先のとがった物を持ち歩いたり、人に向けたり振り回したりしないことが挙げられています。
こまで遊ぶ前に、次の3つを約束にします。
- こまを持ったまま歩かない
- つまようじを人に向けない
- 遊び終わったら、決めた箱へ戻す
年齢別の手伝い方
年齢 | 取り組みの例 | 手伝い方 |
|---|---|---|
2歳児 | 大人が回すこまを見る、止まったこまの色を言う | こまは大人が持ち、子どもの手の届く所に置かない |
3歳児 | ざぶとんごまの3〜5を一緒に折る | 1と2の折りすじは大人がつけておく |
4歳児 | ざぶとんごまを自分で折る | 角がまんなかに届いているかを一緒に確かめる |
5歳児 | もようごまを作り、回し方を工夫する | 色の組み合わせや回し方を自分で決める |
こま回しの由来や、ほかのお正月遊びとの組み合わせ方は、お正月遊び一覧で紹介しています。1月の製作と合わせるなら、次の記事のかがみもちやだるまも1枚の紙で折れます。
まとめ|ざぶとん折りを2回して、軸は大人が中心にまっすぐ通す

折り紙のこまは、ざぶとん折りを2回した四角に、つまようじの軸を通して作ります。クラスで作るときは、次の順に進めます。
- 年齢に合わせて、ざぶとんごまか、もようごまかを選ぶ
- ななめ2本の折りすじで、まんなかの点をはっきりさせる
- 4つの角をまんなかに合わせて折り、うらがえして、もう一度折る
- 軸のつまようじは大人が中心にまっすぐ通し、上の先を切り落とす
- 回す場所と、つまようじの約束を決めてから遊ぶ
小さな子のいる部屋では、こまを出しっぱなしにしないことも忘れずに確かめます。
園児服メーカー編集部としては、つまようじの先を指先でつまんでひねる動きが、ボタンをつまむといった身支度の場面にも出てくることに注目しています。
動作を分けて一つずつ進める考え方は、ボタンの練習の進め方とも共通しています。こま作りの日には、腕まくりをしやすい袖かどうかといった目で、子どもの服も見てみてください。



