ひげサンタの製作|手形・綿・紙で作るサンタのひげと年齢別の作り方
ひげサンタは、白いひげの材料を年齢で選べば0〜5歳まで楽しめる製作です。手形・綿・紙皿とちぎった紙・くるくるひげ・口元に当てる変身ひげの5つの作り方と、綿など小さな材料の片付け、製作の日の服装を紹介します。

白いふわふわのひげが主役のサンタは、12月の製作の定番です。ひげを手形で表すか、綿や紙で作るかを年齢で選べば、0歳から5歳まで同じテーマで楽しめます。
ひげサンタは「ひげの材料」で選ぶ|年齢別の5つの作り方

ひげサンタは、サンタの白いひげを手形や綿、紙で表す製作です。画材メーカーや保育の情報サイトでも、綿や半紙でひげを作る作品が紹介されています。
ひげの材料によって、子どもが使う手の動きが変わります。
作り方 | 年齢の目安 | 子どもがすること | 大人が用意すること |
|---|---|---|---|
手形のひげ | 0・1歳 | 手のひらに絵の具をつけて押す | 顔と帽子の台紙、絵の具 |
綿のふわふわひげ | 2歳 | 両面テープに綿をのせる | テープを貼った台紙、ちぎった綿 |
紙皿とちぎった紙のひげ | 3歳 | 紙をちぎって、のりで貼る | 上を切った紙皿 |
くるくるひげ | 4・5歳 | はさみで切り、鉛筆に巻いて貼る | 線を引いた白い紙 |
口元に当てる変身ひげ | 4・5歳 | ひげを切り、持ち手を付ける | 厚紙の型 |
幼稚園教育要領は、表現の内容に「いろいろな素材に親しみ、工夫して遊ぶ」「かいたり、つくったりすることを楽しみ、遊びに使ったり、飾ったりなどする」を挙げています。素材のちがうひげを並べて飾ると、この二つをねらいに書けます。
はさみで切り込みを入れるひげと台紙で作るサンタは、クリスマス製作・工作アイデアの4歳児の作品で紹介しています。本記事では、それ以外のひげの作り方をまとめます。
0〜2歳|手形と綿で「触る・貼る」ひげサンタ

乳児クラスは、手でさわる感触を楽しむ作り方にします。保育所保育指針も、1歳以上3歳未満の表現の内容に「水、砂、土、紙、粘土など様々な素材に触れて楽しむ」を挙げています。
手形のひげ(0・1歳)
材料:赤い画用紙の帽子とうすだいだい色の顔を貼った台紙、白い絵の具、筆、ぬれタオル
- 子どもの手のひらに、大人が筆で白い絵の具を塗る
- 指を下に向けて、顔の下に手を押す。指の部分がひげになる
- すぐにぬれタオルで手をふく
- 乾いたら、大人が目と鼻をかく
絵の具は、使う前に製品の注意書きと、口に入ったときの対応を読んでおきます。画材メーカーも、製品ごとに誤って口に入ったときの対応を案内しています。
手を押すのをいやがる子には、無理にさせず、大人が筆で台紙に点を打つのを見せるだけでもかまいません。
綿のふわふわひげ(2歳)
材料:顔と帽子を描いた台紙、ひげの形に貼った両面テープ、手でちぎった綿
- 大人が両面テープのはくり紙をはがしておく
- 子どもが綿をつまんで、テープの上にのせる
- 手のひらで上から軽く押さえる
のりを使わないので、2歳児でも手がべたつきません。綿は一度に全部出さず、子どもの前に少しずつ置きます。
3歳|紙皿とちぎった紙のひげサンタ

紙をちぎる、のりで貼るという二つの動きを組み合わせます。
材料:紙皿、赤い画用紙の三角の帽子、白い画用紙かコピー用紙、のり、ペン、丸いシール
- 大人が紙皿の上の3分の1ほどを切り取り、切り口に帽子を貼っておく
- 子どもが白い紙を、指でつまんで小さくちぎる
- 紙皿の下半分にのりを塗り、ちぎった紙を重ねて貼る
- 目はペンでかき、鼻に丸いシールを貼る
ちぎる大きさがそろわなくても、重ねるほどひげがふさふさに見えます。紙のかわりに綿を使ってもよく、綿のときは、のりを塗る場所を少しずつ広げると、のりが乾く前に貼れます。
4・5歳|くるくるひげと、口元に当てる変身ひげ

はさみに慣れてきた子は、ひげの形を自分で工夫できます。
くるくるひげ(4・5歳)
材料:顔と帽子の台紙、幅1センチほどの線を引いた白い紙、子ども用のはさみ、鉛筆、のり
- 線に沿って、白い紙を細長く切る
- 細長い紙を鉛筆に巻きつけ、少し押さえてから抜く
- くるくるになった紙の端にのりをつけ、顔の下に並べて貼る
- まゆ毛や口ひげも、短い紙を巻いて作る
巻く強さで、くるくるの大きさが変わります。5歳児には、長いひげと短いひげを組み合わせるなど、形を考える時間をとりましょう。
口元に当てる変身ひげ(4・5歳)
材料:大人が切ったひげの形の厚紙、白い紙か綿、のり、細長い厚紙の持ち手
- ひげの形の厚紙に、白い紙をちぎって貼るか、綿をのせて貼る
- 横の端に、手で持つための厚紙の持ち手を貼る
- 持ち手を持って口元に当て、サンタに変身する
顔につける物は、耳にかけるゴムを付けず、手で持つ形にします。鼻と口をふさがない大きさにし、写真を撮る間など、立ち止まっているときだけ当てます。つけたまま走ったり、ほかの子の顔に近づけたりしない約束にします。
折り紙で作るサンタも組み合わせたいときは、簡単なサンタの折り紙が参考になります。
綿・のり・絵の具を使う日の準備|小さな材料の片付けとスモック

ひげサンタは小さな材料をたくさん使うので、始める前と後の片付けが大切です。
綿とちぎった紙は、使う分だけ出す
こども家庭庁の事故防止ハンドブックは、小さな物を口や鼻、耳に入れる事故を、0〜3歳ごろに起こりやすい事故として挙げています。消費者庁も、3歳児の口の大きさは直径約4センチで、これより小さい物は誤飲や窒息の危険があるとしています。
ちぎった綿や紙、丸いシールは、子どもの前に使う分だけ置きます。作り終えたら、机と床に落ちた物をすぐに集めます。乳児クラスが近くにいるときは、材料を手の届かない所にしまいます。
スモックを着て、袖口を整えてから始める
のりや絵の具、綿くずは、袖口と胸からおなかに付きやすくなります。製作の前にスモックを着せ、中に着ている服の袖はひじまでまくっておきます。
綿くずがスモックや服に付いたときは、乾いた手でつまむか、粘着テープで軽く押さえて取ります。
画材メーカーは、水彩絵の具が木綿についたときは、40〜50℃のお湯にひたし、アルカリ性の石けんをつけて固めの歯ブラシでこすることをくり返すよう案内しています。洗う前に、服の洗濯表示で液温の上限を確かめましょう。
園でスモックを選ぶときの見方は、次の記事にまとめています。
まとめ|ひげサンタは年齢でひげの材料を選び、小さな材料の片付けまでを準備する

ひげサンタは、ひげの材料を変えるだけで、0歳から5歳まで同じテーマで作れます。次の順で準備しましょう。
- 一覧から、クラスの年齢に合うひげの材料を選ぶ
- 台紙や紙皿など、大人が用意する部分を先に作っておく
- 当日はスモックを着て、綿や紙は使う分だけ出す
- 作り終えたら小さな材料を集め、持ち帰る前にはがれを確かめる
顔に当てる変身ひげは、手で持つ形にし、立ち止まっているときだけ使います。
園児服メーカー編集部としては、製作の日の服が汚れることも、子どもが夢中で作ったしるしだと考えています。スモックや園の服を見直すときも、のりや綿くずを気にせず製作に向かえるかという目で確かめてみてください。



