簡単なサンタの折り紙|1枚・2枚で作る2種類の折り方と年齢別の援助
保育で作るサンタの折り紙は、赤い紙1枚で作る3歳児クラスごろからの形と、顔とぼうしをはり合わせる4・5歳児クラス向けの形の2種類がおすすめです。番号つきの手順図と年齢別の援助、飾り方、小さな材料の安全をまとめました。

12月の製作でサンタを折るなら、クラスの年齢に合う形を選び、先生が一度見本を折って手順を確かめておくと、当日の説明がしやすくなります。折り方は、図の番号と同じ順に文章でも示しています。
簡単なサンタの折り紙は2種類|年齢の目安とそろえる物

紹介するのは、赤い折り紙1枚で作るサンタと、顔とぼうしを別々に折ってはり合わせる2枚のサンタです。どちらも15センチの折り紙を基準にしています。
比べる所 | 1枚で作るサンタ | 顔とぼうしの2枚で作るサンタ |
|---|---|---|
目安の年齢 | 3歳児クラスごろから(うしろへ折る所は先生が受け持つ) | 4・5歳児クラスごろから(4歳児は1枚に慣れてから) |
折る回数 | 5回(うしろへ折るのは3回) | 5回(うしろへ折るのは3回)と、はり合わせ |
使う紙 | 赤15センチ1枚 | うすだいだい色15センチ1枚、赤12センチくらい1枚、白い紙か綿 |
できあがり | 横15センチ・たて13センチほど | 横17センチ・たて20センチ弱 |
つまずきやすい所 | うしろへ折る所(手順2・4) | 3つの角をうしろへ折る所、ぼうしをはる位置 |
目安の年齢は、折る回数と手の動き(角を合わせる、うしろへ折る、はり合わせる)から編集部が考えたものです。1枚のサンタは、角と角をぴったり合わせなくても形になる折り方が中心です。
2枚のサンタは、次のような作業が加わります。
- まんなかに合わせて折る
- 角と角を合わせる
- ぼうしをはる位置を決める
折り紙の経験によって合う形は変わるので、クラスの様子を見て選んでください。
そろえる物は次のとおりです。
- 赤の折り紙(15センチ):1枚のサンタに1枚、2枚のサンタのぼうしに1枚
- うすだいだい色の折り紙(15センチ):2枚のサンタの顔に1枚
- 白い紙か手芸用の綿:ぼうしのふちとぼんぼり
- のりと手ふき
- 目と鼻をかくペン(黒、ピンクなど)
- はさみ:12センチの紙や白い紙を切るとき
赤い紙1枚で作るサンタの折り方(3歳児クラスごろから)

赤い折り紙1枚で、ぼうし、白い顔とひげ、ぼんぼりが一度にできます。折り始める前に、手順図の見方をそろえておきましょう。
- 色の面を上にして、角を上に置く。下の角を、まんなかより上まで折り上げる(15センチの紙なら、先がまんなかより3センチほど上に来るくらい)
- 白い三角の先を2センチほど、うしろへ折りこむ(白い三角と赤い紙のあいだに入れる)
- 上の角を少し下へ折る(先から2センチ弱。白いぼんぼりになる)
- 左右の角を3センチほど、うしろへ折る(白いところにかからない所で)
- 白いところに顔をかいて、できあがり
手順1は、ぴったりの位置でなくてもかまいません。先を上に出すほど白い顔が大きくなり、赤いぼうしの部分は小さくなりますが、出しすぎると手順4で白いところにかかりやすくなります。手順2は、白い三角を少し持ち上げて、先を内側へ折り入れると、白いところが台形になります。
目は白いところの上のほうにかくと、下の白い部分がひげに見えます。飾るときに、うしろへ折った所が開いてくる場合は、のりで軽くとめます。
顔とぼうしの2枚で作るサンタの折り方(4・5歳児クラスごろから)

うすだいだい色の紙で顔、赤い紙でぼうしを作り、はり合わせます。ぼうしの紙は12センチくらいで、15センチの赤い折り紙のたてとよこを3センチずつ切ると作れます。切り落とした細長い紙を、はばが半分になるように切って白い面を表にすると、ぼうしのふちに使えます。
- 顔:うすだいだい色の紙(15センチ)を、色の面を上にして角を上に置く。下の角を、まんなかまで折り上げる(白い部分がひげになる)
- 左右の角と上の角を、うしろへ折る(左右は4センチほど。上の角は、うらのまんなかに届くくらい)
- 顔ができた
- ぼうし:赤い紙(12センチくらい)を、白い面を上にして角を上に置く。下の角を上の角に合わせて三角に折る
- ぼうしをはって、ふちとぼんぼりを付ける
手順5では、ぼうしのうらの下のはしにのりをつけ、顔の上のはしに1センチほど重ねてはります。ふちは、はば1.5〜2センチほどの白い紙の帯か、細長くのばした綿を、ぼうしと顔のさかい目にかぶせるようにはります。
ぼんぼりは、直径2センチほどの丸い白い紙か、丸めた綿をぼうしの先に付けます。最後に目と鼻をかいて、できあがりです。
綿を使うときは、少しずつちぎり、指で細長くのばしてからのせると、ふちの形に合わせやすくなります。
保育での進め方|年齢別の援助と飾り方・安全

幼稚園教育要領と保育所保育指針は、領域「表現」の内容に、かいたり、つくったりすることを楽しみ、遊びに使ったり、飾ったりすることを挙げています。折ったサンタも、飾る、家に持ち帰って見せるところまでを一続きの活動にできます。
年齢別の援助
年齢 | 作る形 | 援助の例 |
|---|---|---|
3歳児 | 1枚のサンタ | 先生が同じ向きに座り、1手順ずつ見せて待つ。うしろへ折る所は先生が受け持ち、顔をかく所は子どもに任せる |
4歳児 | 1枚のサンタを自分で。慣れたら2枚のサンタ | 「折ったら、おさえたまま指で折り目をなぞろう」と声をかける。2枚のサンタでは、角と角を合わせる所と、のりをつける場所を先に見せる |
5歳児 | 2枚のサンタ | 紙を切る所や、ふちとぼんぼりの材料を選ぶ所から任せ、表情やひげの工夫を認める |
机をはさんで向かい合うと、子どもからは紙の上下も左右も逆に見えます。見本は大きめの紙で、子どもと同じ向きから見せます。2歳児クラスでは、先生が折ったサンタにクレヨンなどで顔をかく活動にすると、小さな材料を使わずにすみます。
うまくいかない子には、先生が一度折って開き、ついた折り目にそってもう一度折ってもらいます。形が少しずれても直しすぎず、その子のサンタとして受け止めます。要領と指針も、子どもの素朴な表現を受け止めるよう示しています。
手伝うのは必要な工程だけにして、ほかは子どもに任せる考え方は、ボタンの練習の進め方とも共通しています。
早くできた子は、15センチの紙を4つに切った7.5センチの紙で小さなサンタを作ったり、表情を変えたりして楽しめます。
飾り方とプレゼントへの使い方
- 画用紙にはって、家に持ち帰るクリスマスカードにする
- クラス全員のサンタを並べて壁面にする
- 子どもの目の高さに飾り、友だちのサンタと見比べられるようにする
壁面の台紙は、1枚のサンタが横15センチほど、2枚のサンタがたて20センチ弱になることから、並べる数に合わせて大きさを決めます。要領と指針は、ほかの子の表現にふれられるよう配慮することも示しています。
のり・はさみ・小さな材料の扱い
のりを使う日は、袖口と前身頃をおおうスモックを着てから始めます。園でのスモックの選び方は、スモックの選び方で解説しています。
はさみを使う4・5歳児クラスでは、始める前に次の約束を確かめます。
- 人に向けない
- 持ったまま歩かない
- 使い終わったら決めた場所に片付ける
国の事故防止のガイドラインは、窒息のおそれのある大きさの物を乳児の手に触れない場所に置くよう示しています。参考例の年齢別の確認表にも、はさみを正しく使い、使ったら片付けることが挙げられています。持ち帰る前には、綿やぼんぼりがはがれかけていないかも確かめます。
製作のあと、脱いだスモックを自分でたたむ時間をとるのも一つの方法です。服をたたむ活動の進め方は、次の記事で紹介しています。
まとめ|3・4歳児は1枚、5歳児は2枚のサンタから始める

簡単なサンタの折り紙は、赤い紙1枚で作る形なら3歳児クラスごろから、顔とぼうしの2枚で作る形なら4・5歳児クラスごろからが目安です。4歳児クラスは1枚のサンタから始め、慣れたら2枚へ進みます。次の順に準備すると、当日の進め方がそろいます。
- クラスの年齢から形を選び、先生が一度見本を折って手順を確かめる
- 15センチの紙、ぼうし用の12センチの紙、ふちとぼんぼりの材料をそろえる
- 当日は子どもと同じ向きで1手順ずつ見せ、うしろへ折る所を手伝う
- できたサンタは子どもの目の高さに飾るか、カードにして持ち帰る
綿や小さく切った紙などの材料とはさみは、使う分だけ出し、終わったらすぐに片付けます。
園児服メーカー編集部としては、紙の角をそろえて押さえる小さな手の動きが、服をたたむ、ボタンを留めるといった毎日の身支度にも出てくることに注目しています。製作の日の服装や、子どもが自分で扱いやすい服についても、クリスマスの準備と一緒に見直してみてください。



