入園式の服装|子ども・ママ・パパ・先生の目安と制服がある園・ない園
入園式の服装は、園の案内を確かめ、当日の動きで選びます。制服がある園は受け取ったら一度着てサイズを確認、ない園はフードやひものない服に。ママ・パパの目安と持ち物、先生の服装まで分けて整理します。

入園式は、子どもにとって初めて園で過ごす日です。制服に初めて袖を通す子もいれば、慣れない場所で泣いてしまう子もいます。服装は見た目だけでなく、その日の動きを無理なく乗り切れるかで選ぶと、親子とも落ち着いて式に臨めます。
入園式の服装は「園の案内→式の形→当日の動き」で決める

入園式の服装は、次の順で決めると迷いにくくなります。
- 園の案内で、服装と持ち物の指定を確かめる
- 式の形(場所・時間・誰が参加するか)を確かめる
- 子ども・保護者・先生それぞれの当日の動きを思い浮かべる
案内に服装が書かれていれば、それが最優先です。たとえば沖縄県浦添市の市立幼稚園が2020年に出した入園・進級式の案内には、次のような記載がありました。
- 服装は「正装(式にふさわしい服装)」
- 受付で担任が子どもに名札を付ける
- 式の後、保護者が子どもの座っていた椅子を運ぶ
- 親子で記念写真を撮る
- 保護者は靴を入れる袋とスリッパなどを持参する
この案内は感染症対策をしていた年のものですが、式の日に保護者が動く場面がよく分かります。岐阜県大垣市の市立こども園のように、入園式と進級式を同じ日に行い、翌日から慣らし保育を始める園もあります。
案内で確かめたいことは、次のとおりです。
確かめること | 服装への影響 |
|---|---|
子どもの服装の指定 | 制服・帽子・名札を着けて行くか |
保護者の服装の指定 | 正装か、指定がないか |
式の場所 | 体育館・ホール・保育室で、靴を脱ぐか |
持ち物 | 上履き・スリッパ・靴袋の要否 |
式の後の予定 | 写真撮影、保育室への移動、そのまま保育が始まるか |
子どもの服装|制服がある園は「受け取ってから一度着る」

制服がある園では、子どもの服装はほぼ決まっています。準備で大切なのは、式の日に初めて着るのではなく、受け取ったらすぐに一度着てみることです。
着てみるときは、次の点を見ます。
- 上着の袖が手の甲にかかりすぎていないか
- ズボン・スカートの丈と、ウエストのゴムやアジャスター
- 帽子のゴムがきつすぎず、ずれないか
- ボタンやホックを、子どもが嫌がらずに留められるか
成長を見込んで大きめを選んだときは、袖口が手を覆っていないか、裾を踏まないかを特によく見ます。サイズの選び方と試着の進め方は園児服・体操服のサイズ選びにまとめています。
名前付けも、式の前に済ませておきます。制服の内側・帽子・靴・上履きの名前の位置は、保育園の服の名前はどこに書く?が参考になります。
名札は園の指定の位置に付けます。安全ピンで留める名札は、子どもが触って外さないか、体に当たらないかを前日に確かめます。
子どもの服装|制服がない園と、0〜2歳の入園式

制服がない園では、案内の指定に合わせて、次のどちらかで考えます。
- 式にふさわしい服:襟付きのシャツやブラウス、ジャケット、ワンピースなど
- ふだん園に着て行く服:式の後すぐに保育が始まる園や、指定のない保育園の場合
どちらの場合も、子どもが自分で動ける服を選びます。大垣市の公立保育園のおたよりには、フード付きやスパンコール付きの服は遊具に引っかかったり、取れたスパンコールを誤飲したりして危険だという注意がありました。入園式の服でも、取れやすい小さな飾りは避けます。
ひもにも注意します。消費者庁は、子ども服のひもやフードに注意するよう呼びかけています。子ども服のひもの安全を定めた日本産業規格(JIS L 4129)では、頭や首まわりから垂れ下がるひもを付けないことになっています。リボンやひも付きの服は、首まわりにひもが垂れていないかを確かめます。
0〜2歳は、抱っこと着替えのしやすさを優先する
0〜2歳の入園式では、保護者が抱っこしたまま参加することもあります。見た目の整った服より、次の条件を優先します。
- 抱っこしたときに背中やおなかが出ない
- おむつ替えのときに脱がせやすい
- 汗をかいても脱ぎ着で調整できる
予備の着替えを1組持って行くと、汚れたときも慌てません。靴は、歩き始めの子なら、ふだん履き慣れた物が安心です。
ママ・パパの服装と持ち物|目安と、当日の動きで決める

保護者の服装は、園の案内に指定があればそれに従います。指定がないときは、式に合うきれいめの服で、子どもより目立たない色と形を選ぶと迷いません。
項目 | ママの目安 | パパの目安 |
|---|---|---|
服 | ジャケットとワンピースやスカート、パンツスーツ | スーツ、またはジャケットとスラックス |
色 | 紺・グレー・ベージュなど落ち着いた色 | 紺・グレーなど |
靴 | 歩きやすく、脱ぎ履きしやすい物 | 脱ぎ履きしやすい物 |
動きで見ること | しゃがむ、子どもを抱く | 写真を撮る、荷物を持つ |
服を選んだら、当日の動きで確かめます。受付で書類を出す、子どもを抱く、椅子を運ぶ、写真を撮るといった動きのたびに、裾やヒールが邪魔にならないかを見ます。下の子を連れて行く場合は、抱っこひもを使えるかも考えておきます。
持ち物は、案内の指定に加えて、次の物があると安心です。
- スリッパ(室内履き)と、靴を入れる袋
- 配られた書類が入る大きめのバッグ
- 子どもの予備の着替えとハンカチ
先生の服装|式典と、そのあとの保育を両立する

先生の服装は、園の決まりで決めます。式典ではスーツやジャケットを着て、式が終わったらエプロンに着替えて保育に入る園もあれば、ふだんの服装で迎える園もあります。
入園式の日の先生は、次のような動きをします。
- 受付で名札を付ける、名前を呼んで迎える
- 泣いて保護者から離れられない子を抱きとめる
- 式の後に、子どもを保育室へ連れて行く
しゃがんで子どもを抱いても裾や袖が気にならず、子どもに当たる飾りのない服が向いています。名札や鍵を首から長く下げないことは、卒園式と同じです。式の日の先生の服装の確かめ方は卒園式の服装の先生の項目も参考になります。
入園式は、保護者が担任の顔と名前を初めて知る日でもあります。名札は保護者からも読める位置に付け、式の後に着替える場合は、着替える場所と時間を先に決めておきます。
まとめ|入園式の服装は、案内を確かめて前日までに一度着る

入園式の服装は、次の順で準備します。
- 園の案内で、子ども・保護者の服装と持ち物の指定を確かめる
- 式の場所と、式の後の予定を確かめる
- 制服がある園は、受け取ったら一度着てサイズと留め具を見る
- 制服がない園は、フード・ひも・小さな飾りのない服を選ぶ
- 保護者は、抱く・座る・写真を撮る動きで服と靴を確かめる
- 名前付けと名札を、前日までに済ませる
入園式の服は、式の時間だけでなく、受付から写真撮影まで子どもと一緒に動ける物が一番です。制服の準備の全体の流れは、次の記事で一覧にしています。
園児服メーカー編集部は、入園式を「制服が初めて子どもの毎日の服になる日」と考えています。式の日にきれいに見えることと同じくらい、袖や裾、帽子のゴムが体に合い、その日から自分で動ける状態になっているかを大切にしています。



