折り紙でクリスマスツリー|簡単な折り方2種と年齢別の手伝い方・飾り方
折り紙のクリスマスツリーは、三角を3枚重ねてはる作り方なら3歳ごろから、1枚に段をつける作り方は5歳ごろからが目安です。図と同じ番号の手順と紙の用意、年齢別の手伝い方、壁面やカードへの飾り方まで紹介します。

12月の製作に折り紙のクリスマスツリーを選ぶとき、迷いやすいのは「このクラスの子が、自分の手で最後まで折れるか」です。2種類の折り方と、年齢に合わせた手伝い方、飾り方を順に見ていきます。
折り紙のクリスマスツリーは年齢で選ぶ|2種類の目安と用意する物

紹介するのは、壁面やカードに貼りやすい平らなツリー2種類です。三角を3枚重ねてはるツリーは3歳ごろから、1枚の紙に段をつけるツリーは5歳ごろからを目安にしてください。
くらべる点 | 3枚を重ねるツリー | 1枚で段をつけるツリー |
|---|---|---|
年齢の目安 | 3歳ごろから | 5歳ごろから |
折る回数 | 5回(三角3枚に1回ずつ、みきに2回) | 8回(折りすじ1回を含む)と、うらがえし5回(段つけで4回) |
主な手の動き | 角と角を合わせて半分に折る、のりではる | はしを折りすじに合わせる、うしろへ小さく折る |
使う紙 | 緑の15センチ・11センチ・7.5センチを各1枚、茶色の7.5センチを1枚 | 緑の15センチを1枚 |
できあがり(目安) | はば約21センチ | 高さ約13センチ・はば約12センチ |
3枚のツリーは、どの紙も角と角を合わせて半分に折るだけです。1枚のツリーは、うしろへ小さく折る所があり、折る位置を自分で決める場面も出てきます。年齢は折る回数と手の動きから編集部が考えた目安なので、クラスの経験に合わせて前後させてください。
用意する物
- 折り紙(緑と茶色)
- のりと手ふき
- ほし用の黄色い紙か、星形のシール
- かざり用の丸シールやペン
- 紙を切るはさみと定規(先生が使う)
- 飾るときの画用紙、テープ、ひも
11センチと7.5センチの紙は、15センチの紙から先生が切って用意します。7.5センチは15センチの紙を縦と横に半分に切ると4枚とれ、11センチは隣り合う2辺から4センチずつ切り落とすとできます。
3枚のツリーを20人で作るなら、緑の15センチが45枚、茶色が5枚あれば足ります。予備も加えておきましょう。
3枚を重ねるツリーの折り方|三角に折って大・中・小を重ねる

どの紙も白い面を上にして始めると、折ったあとに色の面が外に出ます。
- 緑の紙(大15センチ・中11センチ・小7.5センチ)を、白い面を上にして角を上に置き、下の角を上の角に合わせて三角に折る。3枚とも同じように折る
- 大・中・小の三角ができる
- みきを作る。茶色の紙(7.5センチ)の白い面を上にして、半分に折る
- もう一度、半分に折る
- 大・中・小の三角とみきを重ねてはって、できあがり
つまずきやすいのは、1の角合わせと、5の重ね方です。
みきは大の三角のうしろに、上のはしを1センチほど重ねてはります。ほしや丸いかざりをはれば、図の5のように仕上がります。
1枚で段をつけるツリーの折り方|うしろへ折り、折り返して段にする

使う紙は、緑の15センチの折り紙1枚です。
- 白い面を上にして、角を上に置く。縦に半分に折って折りすじをつけ、紙を戻す
- 上の角から、左右のはしを、まんなかの折りすじに合わせて折る
- うらがえす
- 上の角から6センチほどのところで、図の1の線でうしろへ折り、2の線で折り返して段をつける
- その下でも、同じように段をつける
- 下の角を、うしろへ折る
- ほしやかざりをはって、できあがり
2で、はしが折りすじを越えたりすき間が空いたりすると、左右がそろいません。
いちばん難しいのは、4と5の段つけです。2つめの段は、1つめの段と、左右にいちばん出ている角との、まんなかあたりにつけます。
図では、1の線を山折り、2の線を表から見た谷折りの線で描いています。6は、左右の角より少し下で折りましょう。角より上で折ると、ツリーのすそが細くなります。
保育での進め方|見本の見せ方と年齢別の手伝い方

幼稚園教育要領と保育所保育指針の「表現」には、かいたりつくったりすることを楽しみ、遊びに使ったり飾ったりすることが内容に挙げられています。飾って眺めるところまでを1つの活動として計画しましょう。
見本の見せ方と声かけ
始める前に、できあがりの見本と、途中の形を1手順ずつ台紙に貼った見本を用意します。折る所は、次のように見せます。
- 子どもと同じ向きに並ぶ
- 大きめの紙で1手順ずつ見せる
- 全員の手がそろってから次へ進む
声かけは、動きを1つずつ言葉にします。
- 「とがった角と角を、ぴったりくっつけよう」
- 「くっつけたら片手でおさえて、指でまんなかから外へなでてね」
- 「白い面が上になっているかな」
年齢別の手伝い方
年齢の目安 | 作るツリー | 手伝い方の例 |
|---|---|---|
3歳児 | 3枚のツリー | 角を合わせる所は先生が押さえ、子どもが指でなでる。のりは紙皿に少し出しておく |
4歳児 | 3枚のツリー、1枚のツリーにも挑戦 | 重ねる位置とかざりは子どもが決める。1枚のツリーは1〜3を一緒に折る |
5歳児 | 1枚のツリー | 段の位置を自分で決める。早くできた子は友だちに教える役に |
手伝うときは全部を代わりに折らず、表のように、つまずく所にしぼります。一工程ずつ「できた」を重ねる考え方は、ボタンの練習はいつからで紹介している身支度の練習と同じです。
1枚のツリーの段つけは、4〜5人ずつ手元を見せ、「1回目」「うらがえして2回目」「表に戻す」で区切ります。1つめの段は先生と一緒に折り、2つめは同じ動きを自分でくり返すと、手伝いを減らせます。
段がずれても、三角が少し曲がっても、そのまま受け止めます。幼稚園教育要領と保育所保育指針も、子どもの素朴な表現を受け止め、表現する過程を大切にするよう示しています。
早くできた子は、ちがう色の紙でもう1つ作ったり、かざりを増やしたりできます。製作のあとにスモックや上着をたたむときも、そでとすそをそろえる声かけをすると、紙で覚えた手の動きを服でも試せます。服を通した活動の例は、次の記事にまとめています。
はさみ・のりを使うときの安全
子どもがほしなどを切る場合は、使う時間だけはさみを出し、使い終わったらすぐ片付けます。
国の事故防止ガイドラインの参考例の年齢別チェックリストにも、次のことが挙げられています。
- はさみの正しい使い方
- 使用後の片付け
- とがった物を人に向けないこと
のりを使う日は、袖口と前身頃をスモックで覆っておくと、服の汚れを気にせず手を動かせます。活動に合うスモックの見方はスモックの選び方で紹介しています。
できたツリーの飾り方|壁面・カード・つるす飾り

- 壁面:大きな台紙に、クラス全員のツリーを並べて森にする
- 大きなツリー:1枚のツリーを上から1・2・3・4個と三角形に並べ、10人分で1本のツリーにする
- カード:二つ折りにした画用紙の表に1枚のツリーをはり、家族へのクリスマスカードにする
- つるす飾り:ツリーのうら側の上に、ひもを輪にしてテープでとめ、窓辺などにつるす
3枚のツリーは、はばが約21センチと大きいので、壁面に向いています。白い丸シールを散らすと雪に見え、子どもの目の高さに貼ると、自分のツリーを見つけやすくなります。名前はうら側に書いておきましょう。
壁面は画びょうを使わず、テープでとめます。同じガイドラインの参考例にも、園舎内では原則として画びょうを使わないとあります。紙の飾りは暖房器具から離して貼りましょう。
消防庁も、ストーブの周りに燃えやすい物を置かないよう呼びかけています。作品を見に集まる場所も、暖房器具のそばを避けます。
家庭で作るときは、紙は大人が切り、段つけは隣で一緒に折りましょう。
まとめ|年齢でツリーを選び、紙と見本を用意してから始める

折り紙のクリスマスツリーは、3歳ごろなら三角を3枚重ねてはるツリー、5歳ごろなら1枚で段をつけるツリーから選ぶと、子どもが自分の手で折る所を残せます。次の順に準備すると、当日に手伝う所をしぼれます。
- クラスの年齢と経験から、作るツリーを決める
- 11センチと7.5センチの紙を15センチの紙から切り、予備も用意する
- 先生が1つ折り、途中の形を並べた見本を作る
- 当日は1手順ずつ見せ、つまずく所にしぼって手伝う
- 暖房器具のそばを避けて、飾る場所と高さを決める
園児服メーカー編集部としては、紙の角と角を合わせ、指でなでて折り目をつける動きが、服のそでやすそをそろえてたたむ手の動きと重なる点に注目しています。冬の製作をきっかけに、子どもが毎日着る園の服も、自分で扱いやすいかという目で見直してみてください。



