保育園のエプロン|子どもの食事用の選び方と枚数、給食当番・製作用の違い
保育園で子どもが使うエプロンは、0〜2歳の食事用、3〜5歳の給食当番・調理用、製作・遊び用で形が違います。形や枚数は園ごとに違うため、入園の資料で確かめてから、袖・留め方・ポケット・素材で選ぶ手順を解説します。

入園の持ち物に「エプロン」とあっても、食事のときに使う物なのか、当番や製作のときに着る物なのかで、そろえる形は変わります。売り場で迷う前に、園の資料と子どもの年齢から、必要な物を一緒に整理しましょう。
保育園で子どもが使うエプロンは3種類|形と枚数は園の指定で決まる

保育園で子どもが使うエプロンは、主に次の3種類です。どれが必要か、形や枚数に決まりがあるかは園ごとに違うため、最初に入園のしおりや持ち物の一覧を確かめます。
使う場面 | 主なクラス | 形の例 |
|---|---|---|
食事・おやつ | 0〜2歳児 | タオルに首のゴムを通した物、前掛け型、袖なし、長袖、シリコン製 |
給食当番・調理活動 | 3〜5歳児 | 長袖の上衣(スモック)、キャップ、マスクと、それを入れる袋 |
製作・遊び | 園による | 服の上から着るスモックや遊び着のエプロン |
園ごとの違いは、細かいところにまで及びます。たとえば東京都日野市の公立保育園8園が市のホームページで公開している持ち物の案内を見比べると、次のように分かれていました(2026年9月時点)。
- 食事用エプロンは、8園とも0〜2歳(園によって1〜2歳)のクラスの持ち物
- 7園がフェイスタオルなどを半分に折り、首にゴムを通す作り方を示している。シリコン製やビニール製を選べる園もある
- 1日に使う枚数は、タオル製で2〜3枚。シリコン製なら1日1枚とする園もある
- ゴムは、丸い太ゴムをすすめる園と、平ゴムをすすめる園がある
- 名前は、表面に大きく書くよう求める園と、シリコン製なら裏側に大きく書くよう求める園がある
同じ市の公立園どうしでも案内が分かれるので、ほかの園の話や一般的な目安より、通う園の資料を優先しましょう。
制服や体操服も含めた入園準備の進め方は、入園準備【制服・体操服・スモック編】で紹介しています。
0〜2歳の食事用エプロン|袖・留め方・ポケットの違い

園児服メーカーとして、乳児用の食事エプロンや給食着、遊び着のエプロンなども扱っています。その立場から見ると、食事用エプロンの使い心地を分けるのは、袖・留め方・ポケットの3点です。まず形ごとの違いを整理します。
形 | 覆う範囲 | 向く場面・時期 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
タオルに首のゴムを通した形 | 胸からおなか | 園の指定があるとき | ゴムの長さを首に合わせる |
前掛け(スタイ)型 | 首元から胸(大きい物はおなかまで) | 大人が食べさせる時期 | 腕や脇は覆えない |
袖なし | 胸からおなか | 腕を大きく動かして食べる時期 | 服の袖は覆えない |
長袖 | 胸、おなか、腕 | 手づかみ食べが多い時期 | 腕を通す手間が増える |
袖は、汚れる場所と季節で選ぶ
長袖は、手づかみ食べやスプーンの練習で袖口まで汚れやすい時期に、服の袖を守れます。袖口のゴムが手首に当たるので、食後の手洗いでまくりやすいかも見ておきます。袖なしは着せ外しが早く、腕が出るぶん暑い時期にも着せやすい形です。
留め方は、誰が着せて外すかで選ぶ
首の後ろや背中で留める形は、食事中に子どもが自分で外しにくい一方、着せ外しには大人の手が要ります。頭からかぶるゴムの形は留め具がないので、子どもが自分で脱ぐ練習にもつなげやすい形です。
ポケットは、座ったときに口が開くかを見る
食べこぼしを受けるポケットは、座ったときに口が上を向いていないと受け止められません。子どもを椅子に座らせ、ポケットがテーブルの手前で開くか、ひざの上まで届く丈かを確かめます。
食事用エプロンの選び方|素材・大きさ・枚数と安全

形が決まったら、素材と大きさ、洗いやすさを見ます。
- 撥水加工の布:水を玉にしてはじく加工。ビニールのような完全防水ではなく、洗濯を重ねると少しずつ弱まる
- タオル:首のゴムでかぶる形が中心。厚手は避け、薄手を指定する園もある
- シリコン・ビニール:選べる園とタオル製を指定する園がある。シリコン製はやわらかい物を求める園もある
- 大きさ:首まわりがきつくないか、座って脇とひざの上まで覆えるか
- 洗いやすさ:洗濯機や乾燥機を使えるかは、洗濯表示の記号で確かめる
枚数は、1日に使う枚数に、洗濯から戻るまでの日数分と予備を足して決めます。日野市の案内にも、洗い替えを含めて6枚用意する、3日分は作っておくといった目安がありました。着替えの枚数の考え方は、保育園の夏の着替えは何枚必要かも参考になります。
買う前に、家で一度着せて椅子に座らせてみると、園で困る点を先に見つけられます。
3〜5歳の給食当番・調理用と、製作・遊び用のエプロン

3〜5歳になると、食事用エプロンの代わりに、給食当番や調理活動のときの身じたくを用意する園があります。日野市の公立保育園でも、8園中7園が3〜5歳(園によって4・5歳)の持ち物にスモック(上衣)とキャップを挙げ、そのうち6園が当番活動や調理活動で使うと書いていました。
マスクや、これらを入れる袋も合わせて求める園があります。案内に書かれていた指定には、次のようなものがあります。
- 上衣は長袖で、前開きではなく、えりぐりにゴムを入れたかぶるタイプ
- 袖口にもゴムを入れる。マスクやキャップを入れるポケットを付ける
- キャップは円形の布の縁にゴムを入れる
- 型紙を園で貸してくれる、見本を見せてもらえる
- 4・5歳は給食当番が始まるときから、3歳は秋の調理活動から使う
使い始める時期は、担任から知らせる園もあれば、4・5歳は入園までに1組用意するよう求める園もあります。案内に、時期は担任から知らせると書かれていれば、入園と同時にそろえず、知らせを待ってもかまいません。
上衣には、頭からかぶる形のほかに、首の後ろで留める形などもあります。形の指定があれば、それに合わせます。
服の側から見ると、かぶる形はえりぐりのゴムが頭を楽に通る大きさか、後ろで留める形は首の後ろを自分で留められるかで、着やすさが決まります。配膳の動きの中で、袖口のゴムで袖が下がってこないかも確かめておくと安心です。
製作や遊びで着るエプロン
絵の具やのり、砂や水を使う活動では、服の上から着るスモックや遊び着を使う園もあります。長袖のスモック型は腕まで覆え、背中をゴムでとめる袖なしのエプロンは、ボタンを留める手間がありません。

子どもが自分で着られるかの確かめ方は、次の記事で詳しく紹介しています。
手作り・名前つけ・洗濯で気をつけること

タオルで手作りする
タオルで作るときは、園が示す寸法やゴムの種類に合わせます。日野市の案内で示されていた作り方は、おおむね次の順です。
- 厚手でないフェイスタオルを半分に折る
- 折り山の側を、ゴムが通る幅で縫う
- ゴムを通し、子どもの首に合わせて長さを決め、端を留める
- 園が指定する位置に名前を書く
できあがったら一度かぶせて、頭を通すときに引っかからないか、首まわりがきつくないかを大人が確かめます。3〜5歳のスモックやキャップも、型紙を貸してくれる園があるので、作る前に聞いてみましょう。
名前をつける
名前は、布に直接書く、名前の布を縫い付けるなど、園の指定に合わせます。シリコン製は名前が消えやすいため、こまめに書き直すよう案内する園もあります。当番用のスモックやキャップは、裏側に書くよう求める園もあります。
布ににじませずに書くコツは上履きの名前の書き方、名前の布を縫い付ける手順はお昼寝布団・シーツの名前つけが参考になります。
洗濯と洗い替え
食事用エプロンは毎日持ち帰って洗い、園には清潔な物を持っていくよう案内する園があります。濡れたエプロンを入れる汚れ物袋は、染みにくい物を選びます。使ううちに黒い斑点が出たらカビなので新しい物に取り替える、と案内する園もあります。乾燥機を使えるかは、洗濯表示で確かめてから決めましょう。
まとめ|園の資料で形と枚数を確かめ、食べ方と季節で選ぶ

保育園のエプロンは、年齢と使う場面によって、そろえる物が変わります。次の順に進めると、買い直しを減らせます。
- 入園の資料で、使う場面・形と素材・1日の枚数・ゴムや寸法・名前を書く位置を確かめる
- 0〜2歳は、今の食べ方と季節に合わせて、袖・留め方・ポケットを選ぶ
- 家で一度着せて座らせ、首まわりとポケットの向きを確かめる
- 名前をつけ、洗い替えを含めた枚数をそろえる
- 3〜5歳の当番・調理用は、使い始めの時期と型紙の有無を担任に聞く
首で留めるエプロンは、食事が終わったら外し、寝るときには付けたままにしないことも覚えておきましょう。
園児服メーカー編集部としては、エプロンを「着せる・食べる・外す・洗う・また持っていく」という毎日の流れで選ぶことを大切にしています。この流れで見直すと、エプロンに限らず、園で毎日着る服も、子どもと家庭に無理のない形を選びやすくなります。



